決勝戦
こんにちは、小野槇琉火です
只今、決勝戦の真っ最中です
最初は、D2は、柳生&ブン太のペアだった
次のD1は、柳&真田の最強ペアだった
そして、S3の赤也の試合が始まろうとした
「小野槇先輩ちゃんとタイム測っててください」
へぇ、またこいつ、16分第で終わらすんだな
『いいよ、だからさっさと終わらせろよ!』
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記録更新切原赤也は等々14分第で試合を終わらせた
流石2年生エースだけはあるな
その実力は、認めるよ、だけどその強さは、どこまで通用するかな
もしも、君は負けたらどんな反応をするのかね
でも、それが君を強くする敗北だったら
オレが君を強くしてあげる
『決勝戦全試合1時間以内で終わっちまったな』
「そうだな」
「意外に早く終わったナリ」
「切原君の試合が14分で終わりましたからね」
「地区大会の目標通りだった」
オレ達が今回の試合を満足していると、柳の一言によってそれは、壊された
「だか、二週間後から中間テストだぞ」
「まじッスか」
「何だ忘れてたのか赤也?」
「……………」
「赤也が中間テストを忘れていた確率99%」
「テストを忘れていたなど、たるんどる!!」
『煩いなぁ、それくらいいいじゃん、大会が有ったんだからさ!』
「先輩」
赤也がオレをみて感動していた
でも、それはほんの一瞬で次の言葉でそれは、崩れた
『そういゃあ、赤也って英語が苦手何だろう、オレが教えてやるゼ!』
「げぇ、何で知ってんッスか?でも、教えてくれるのは、嬉しいッス!」
あぁ、しかし赤也って、可愛いな
なんか、オレ、兄や姉じゃなくて、弟がほしいな
大阪に帰ったらお母さんに頼も!
『えっ、幸村から聞いた、にしてもお前過去に何回も追試になったんだな』
「幸村部長ひどいッス」
にしても、赤也は、弄りがいがあるな
『何か言ったか?』
「何も言ってないッス」
「それじゃあ、今から赤也の為に勉強会でもやるぜよ!」
と仁王が口元を( ̄ー+ ̄)ニヤリとして言った
「仁王先輩の裏切り者!」
「プリッ、ピヨッ」
でたー!仁王の宇宙人語しかも、『ピヨッ』が追加されていた
「それは、いい考えですね、仁王君」
柳生が仁王の言った事に、賛成した
『じゃあ、図書館でやんねぇ?』
この時間だと、空いてそうだし
クーラーが掛かっていると嬉しいんだけど……やっぱし5月だしまだかな?
「でわ、そうしょう」
図書館
『オイオイ、ブン太図書館で飲食は禁止だぞ!』
オレの横でブン太がお菓子を食べていた
「そう言ってる、小野槇だってアメを舐めているだろぃ」
ブン太の言う通りオレは、アメを舐めていた
『アメは、良いんだよお前の用にカスを落とさないから』
オレの横は、お菓子のカスが沢山落ちていた
「ブン太出るときにちゃんとテーブルの上を掃除しろよ」
オレは、一旦テーブルを離れて雑誌のコーナーに足を運んだ
おっ、ラッキーな事にオレが読みたい雑誌が有った
オレが読みたい雑誌とは『月刊プロテニス』だった
最新号から去年のまでを全部もってテーブルに戻った
ドサッ
と雑誌をテーブルに置いた
「小野槇それどうしたんだよ?」
『雑誌コーナーに有ったから読もうと思ってさ』
「小野槇
先輩ひどいッス、先輩が英語を教えてくれるって言ったから来たのに………』
『良いじゃないか、お父さん(真田)とお母さん(柳)が優しく教えてくれてるだろ!ね、お母さん♪』
オレは、柳に視線を向けた
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