▼バイトは毎回上手くいかない
「いらっしゃいま、すな!!!!!」 「よォナマエちゃん、随分カワイイ格好してんじゃねエか。」 「誰だ?誰に吐かせた?まさかクロコダイルさんが言うとは思えないし…。」 「鷹の目だ。」 「ミポりんンン!!!!!」 「ショートケーキ10ホールで喋った。」 「オエ…胸焼けが。」 「それで?お前は何してんだ。」 「なにって、お仕事してんですよお客様。」 「お仕事、ねェ…。」 「ハーイさくっとご注文してさっさとお帰りになってくださいませ。」 「じゃあスマイルくれ。」 「は?」 「スマイル0円なんだろ?1000個くれ。」 「いやいや、無茶言う〜。」 「なんだよ、オキャクサマのご要望だぜ?そんな態度で良いと思ってンのかオイ店長ー!」 「やめ!やめなさい!静かになさい!ただでさえでっかいピンクもふで目立ちに目立ちまくってんだから!」 「じゃあ、ナマエ。」 「はい?」 「ナマエくれ。テイクアウトで。」 「あ〜〜〜はいはい…………3億円です。」 「なんだ、そんなモンか。」 「ぎえッ!?!!あっこら脇の下に手を入れるな!レジを越えて持ち上げるな!!」 「良い買い物だったぜ、フッフッフッ!」 「ひえええ、なんかめっちゃ怒ってますやん、こわぁ…………!あーあ、このバイトもクビかあ…。」 「わざわざ働かなくても、3億ありゃ大抵のことは出来ンだろ。足りなきゃ俺に言やぁいい。」 「エッ…本気だったの…?」
2016/01/06
|