▼ 13/03/11 (00:44)

「………球磨川…さん…?」
『あ!ひょっとして高貴ちゃんじゃないか!久し振りだね!そうだよ僕だよ。君の黒歴史とも呼べる破壊臣のご主人様、球磨川禊だよ!どう?元気だった?』
「なっ…なんでアンタが、ここに…」
『これからエロ本買いに行く途中だったんだよーこの間高貴ちゃん似(笑)の綺麗な子が載った本を見つけてね。よかったら一緒に行かない?』
「や、あの、そういう意味じゃなくて……!なんでアンタはここにいるんですかっ……!?」
『えー?高貴ちゃん僕に会いたくなかったのー?僕はキミに会いたかったよ。傍で堕落していくのは喜びだったからね。もう寂しくてさ!でもねーこの学校に来たのはちょっとした目的があるんだけどさー別に今はいいや!感動の再会を分かち合おうよ!昔みたいにたい焼きおごってあげる!』
「っつ!!触るな!!」
「あ…すみません。触ら、ないで、ください……。俺はアンタの考えていることが全くわからない。俺はアンタが怖い。おれはめだかさんに改心しました。昔の俺とは違う。すみませんがアンタと一緒に行くことは出来ません…」
『高貴ちゃん変わったね。昔はそんな自分の意志を持てる子じゃなかったのに。いや持つことを知らなかった子か。いずれにせよ僕としてはちょっと寂しいかなー』
「…言わないでください。俺は球磨川さんが嫌いです…すみません…っ!近づかないでください…」
『そうか。過負荷の底辺である僕を見て周りのみんなは蔑んだり嫌悪したり畏怖を抱いたり安堵したり心地よかったりするんだけどさ。自分より悲惨な体験、自分より哀れな境遇を他人は遠目で見て自分の仮想体験として越に入るのは世の摂理なわけだけどさ。破壊臣のキミは違った。キミはどれも当てはまらなかった。生まれながら過負荷で生まれた僕にとってそれがどれだけ嬉しいものだったか、キミにはわかるかい?…いや、キミは単なる無知故だったけどね。だから今や知ってしまった暁に僕を嫌悪している。うん。正しいよ。高貴ちゃん。めだかちゃんじゃないけどキミは正しい。』
(キミが抱いていた安堵も、過負荷の僕を身代わりに不幸体験出来る安堵のたぐいではなかったしね。)
「………俺は、」
『うん。いいよ。もっと嫌いって言っていいんだよ。』
「……俺は、アンタが、嫌い、です…。」
『………』
「………っ!俺は、アンタが…嫌いだ…っ!」
『…うん。いい子。よくできました。嬉しいよ高貴ちゃん。でもさ、高貴ちゃん。なんでそんなにすごく苦しそうに言うの?まるで僕を嫌いじゃないみたいに。まるで僕を嫌いと言いたくないみたいに。でもその顔、僕、嫌いじゃないよ。』
「………く、球磨川、さん…俺っ」
『あーっ!僕もう行かなくちゃ!ごめんね。たい焼きは今度おごってよ!強くなった高貴ちゃんに会えて嬉しかった。じゃあ、また明日とか!大好きだぜ、高貴ちゃん。』

「はあ………………」


みたいな。志布志さんに血の山される前に、人吉先生みたくばったり会ったとしたら。
阿「球磨川さん嫌いです」球「うん、嬉しい。」をやりたい。


▼ 13/03/11 (00:32)

−十代目線−
皆のため生きるお前に俺がどれだけ不幸被ったか、清々しいその自己犠牲に俺が犠牲となったこと知ってるか。だがそんな生き方に、皆の中に俺も入っていて、いつの間にか救われた俺がいることが確かなのがどうしようもなくうれしい、なんて感じちまう。
不幸なんて嘘だ。犠牲だなんて感じていない。俺のために生きてくれ、なんて女々しいこと言わないから。どうかどうかどうか、お前はお前のために生きてくれ。(それに俺は生きられる)



−ヨハン目線−
自己中なお前の行動のせいで俺がどんだけ酷い目にあったかわかるか?…なんちゃって。趣向返しだよ俺が一遍もそんなこと思ってないぐらいお前が一番分かってるだろ♪ただ。お前がお前であることを拒み覇王となった事実は確かだ。お前は、お前らしく生きたくないと望んだことがある。
でもそれでいい。お前であることは義務じゃない。権利だ。俺もお前がお前でいるのを望まない。ただお前のために生きろよ。俺のために生きてくれなんて野暮ったいぜ。…なーんてそんなこと伝えなくともすっかり理解しちゃって旅に出た所がお前らし…おっと。(そんなお前に救われる) 





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