◎会話文
勝手に増えるよ

 
▽新名旬平
「ねー、アンタの趣味って何?」
「3MajestyとX.I.P.」
「あー、いま売れてるよねー、俺も聞いてる!どっち派?」
「その質問ほんと」
「え?」
「ほんっと困る!」
「え、あ、ゴメンナサイ?」
「だって音羽さん天使だし辻さんかわいいし霧島さん知的だし不破さんワイルドだし伊達さんセクシーだし神崎さん掴みどころなくってほんとみんな心惹かれません!?誰かひとりとか無理!どっちかとか無理!」
「お、落ち着いて!」
「…つまりプリンスのプロデュース大好きです」
「プリンス事務所オタクってことか」

▽乾貞治
「テニスしたい」
「すればいいだろ」
「ラケットとかないし」
「貸してやるか?」
「場所もないし」
「ストリートテニス場がある、案内するぞ」
「普通のテニスしてくれる人がいないし」
「俺は割と普通だと思うんだ」
「やだよ、乾汁とか飲まされたくないし。それ教室に持ってこないでよ、臭う気がする」
「効果あるんだぞ、飲むか?」
「やだよ馬鹿こっち来んなやめろ潰すな!」
「拒否ばっかりすんなよー、悲しくなるだろー」
「うるせえええ!テニスしたい!!!」
「しろよ」

▽不二山嵐
「嵐さーん、あらっさーん」
「お?どうした、なんかあったか?」
「今日の放課後も部活ある〜?」
「おー、あるぞー」
「補講どうするの?」
「…あ、あー…忘れてた。お前先に行ってみんなにトレーニングさせといてくれないか?いつものでいいから」
「オッス」
「あー、代わりに受けてくれよー、補講」
「いや、わたしニーナで遊んでるから早く来れるように頑張ってください」

▽桜井琉夏
「卒業、おめでとう」
「うん。お前もね?」
「どうも。…卒業しちゃうね」
「…ありがとう、本当に。この三年間が、きっと、俺にとっての鍵になるんだ」
「何があっても、琉夏なら大丈夫だよ。不死身のヒーローなんだから、ね?」
「…やっぱり?俺もそう思ってた」
「ばーか!…よし、卒業祝いでコウに熊シール貼りに行こう!今日は絶対怒らないよ、バンビと一緒だろうし!」
「いいね、それ。やっと使えるし、卒業祝いと二人のお祝いってことにしよう」
「いえーい!」

▽柳蓮二
「柳蓮二って名前、超かっこいいよね」
「…そうか?言われたことがないな」
「字面からしてかっこいいじゃん。流れがあるし」
「お前の名も素敵だと思うぞ」
「そう?でも、柳っていう苗字が良かった〜うわ〜」
「…そうか、」




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