140字 | ナノ 仲間内でのお題の出し合い。もう多分やることはない気がする。青い鳥に投下していました。new↑↓old

草木が咲き乱れる場所にいた。
くすくすと笑いながら彼が花束を持ちながら立っていた。
「これを君に」
花束を渡され、笑顔を見せながら彼は花びらとなり風に拐われた。
「おめでとう」
その声で目が覚めた。手には花束。
(まだ好きなのになんで)
これが私と彼の不思議な最期の再会。


友達

友達と仲間の区別はなんだろうか。
仲間は漢字の通り仲のいい間柄。ならば友達は?
「あら、やけに難しいことを考えてるのですね、夜弓」
「いや友達ってなんだろうかって思って」
「あら、私達も友達ですよ?」
そこから静華の講座が始まる。
簡潔的に言えば、志を共にする対等な者達という意味だから、私達は友達だと。
「もしかして一方通行だったかしら」
「いや、そうではないが……」
「夜弓はそう考えてたんですね。まあ一緒にここで学んでいるうちは皆、友達です」
「琉生まで……」
もっとこいつらと仲良くなれる気がした。


砂場

同窓会で地元に帰ってきた私は、ふらふらと思い出巡りをしていた。
公園に行くと山を作った後の面影などない雑草の生えた砂場があった。
「よぉ、久しぶり」
「うん、久しぶりだね」
そこにいたのは初恋の人。
翌年、その公園が壊されたと母が言って、何故か小さな穴が開いた気がした。


幸せ

またインチキな店が出来た、と静華さんがぼやいていた。今回は幸せが代償の何でも屋。
「俺は蒼がいてくれるだけでいい。何でも言ってくれ」
「では静華さんのお手伝いを」
「ぶーわかったよ」
私には無償で何でもしてくれる人がいるのに……どうしてそんな人を見つけないんでしょうね?


兄妹

最近、お兄ちゃんが五月蝿い。遊びに行こうとしたら、どこに行く、誰と行く。最高に邪魔だ。
友達に相談したらシスコンだと引かれた。
「お兄ちゃん、私に構わないで!」
そう言ったら、頭にきのこ生やして部屋に引き籠っちゃった。言いすぎたと思って、謝ったら抱きつかれた。うざいよ。


牡丹

恥じらう彼女が可愛いと思った。出会った当初は人見知りで僕と話すことも難しかったのに、今はこんなにも思いやりにも溢れている。天使のような笑顔を浮かべ、今日も恥ずかしがりながら、手を握る彼女の手は冷たい。冷たい手は心が温かい人の証だ。今日の彼女もやっぱり可愛い。


渚というのは波が寄せる所という意味だ。その意味のように、多くの方が渚のもとに集まって来るようにと名付けられたようである。
そんなオレにも、可愛いかったり、綺麗な部下が沢山いる。みんな集まってきてくれた。
そんなみんなのために、オレは今日も深海凄艦を殴っていく。
完全に朝霧渚です。
本当にありがとうございました。
主人公:とある脳筋提督
こちらの人
→http://novel.syosetu.org/38855/


紫苑

過去に想いを馳せる。貴方といた最期のとき。
「いつか戻ってくる」
貴方は微笑んで花を渡していった。
でも貴方は約束を破ったのだろう。この紫苑は枯れてしまった。
もう想ってくれない。


オリバー・ドラッヘ提督

彼は全てを完璧に涼しい顔でやってのけた。自ら前線に立ち、敵を薙ぎ払った。敵を膝を着くことなく殲滅するが、島の子には膝を着いて手を差しのべた。これが彼が島民から慕われる所以だろう。


オリバー・ドラッヘ提督

彼は海賊から島を守る者だ。彼は民にも部下にも慕われた。彼のプライベートはほとんどの者が知らない。知っているのはたった一人の秘書。
「知っていました?彼って案外甘えん坊なんですよ?」


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