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戦争。
2010/08/15 17:07
時期的に、戦争の話がテレビにでるのは当たり前ですね。

だけど、最近の若い人――そうじゃない人も、なぜ他アジアの国、特に中国や韓国が日本を責めるのか、わかっていない人が多い気がします。


大東亜共栄圏、という言葉は歴史の教科書で出てきましたよね。
これは言ってしまえば、日本による他国の侵略です。

その間に行われたことを、日本ではあまり言及しません。

戦争といえば、広島長崎に落とされた原爆。
戦争といえば、沖縄で行われたひどい合戦。

まるで日本が被害者だというような教育は、終わらないのでしょうか?


私は戦争の被害者は、一般市民だったと思っています。
国も何も関係なく、一般市民です。


どれだけの人が、なぜ、靖国参拝が問題になるのかを理解しているのでしょう。
なぜ、中国や韓国が、それを批判するのか、わかろうとしようとしているのでしょう。

靖国神社には、軍人達が祀られています。
戦争を起こした、A級戦犯も、ここにいるのです。

テレビでは、靖国参拝としか説明しません。
学校でも、靖国神社がなんなのかを説明しません。

そして多くの人が、半日運動をする他国の国の人を責めます。

確かにやりすぎなこともあるのかもしれません。
確かに戦争は終わったことなのかもしれません。


だけど、事実を伝えないまま、本当にあったことがなんなのかをきちんと説明しないまま、学校で教えないまま、それでは、本当に戦争は終わったことにはならないのかもしれません。


戦後の日本人は立派だったと思います。
あれだけの状況から、立ち直ったのだから。

だけど、その人達は、子供にその苦労を教えませんでした。
戦争中の苦労を味あわせたくないからと甘やかされて育ったのが、今の日本を動かしている人達の世代です。

私はあの時、苦労をきちんと伝えていれば、日本はもっと違う国になっていたのではないかと思っています。

中高年にすら、戦争のことを良く知らない人がいる。
それは本当に由々しき事態であると思うのです。

甘やかされて育った子供達。
現状は、日々のニュースを見ればわかることです。


他の国から見ると、余計に視界が鮮明になります。
日本は、よく他国批判を――たとえば、アメリカは犯罪大国だとか、他国の悪いところを良く見ようとしますが、自分の国の悪いところは極力隠そうとします。

それがこの情報社会の中で、日本の情報も容易に他国に流れるようになる。
――絶えない虐待、自殺、殺人事件、つながりのない社会――。


そんな社会で、できること。
次回の戯言に、続けてみようっと。
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(C)Ayana Kamimizu
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