第1話

幼馴染み捜索を始めてから
約半年が経った



次に訪れるのは
スールズの予定だ



スールズには行ったことはない
ただ噂だけは聞いたことがある

氷柱花…
詳しいことは知らない















スールズ到着



とても平和な自然溢れる穏やかな村のようだ

氷柱花らしきものは
見当たらないが…


ルーネス探し開始

まずはガジュマの男のヒト

『あのー
15才位の銀髪の男を見ませんでしたか?
行方がわからないんです』

「さぁ…この村には来てないぞ?」

『そうですか…
ありがとうございます!』




この村にはやっぱいないのかな…




『すみませんっ!』

次に話かけたのはヒューマの女性

「どうしたんですか?」

『15才位の銀髪の男の子を見ませんでしたか?』

「この村には来てないと思うけど…
あなた遠くから来たの?」

『あ、はい』

「大変だったわね
どうぞうちに寄って♪
ゆっくりしていきなさい」

『いいんですか!?
ありがとうございます!』















その後
話を聞いたところこの女性の名前はラキヤと言うらしい。
そして16才くらいの娘と息子もいると言っていた。
クレアとヴェイグ
素敵な名前だ

『二人は今どちらに?』

「それが……」









ラキヤさんは
事情を全て話してくれた。
ヴェイグという人はどうやらラドラスの落日に暴走を起こした一人のようだ。
そしてそれにクレアさんは巻き込まれた…




『二人は今どこに!?』

「集会所にいるわ…」

『話してくれてありがとう!
私見てきます!』















集会所の前に来た

見るからに重たそうな扉で
閉ざされている

『開けられるかな…
3
2
1
うりぁぁぁあー!!!!!!』


ギギギギ…
『開いたぁぁぁぁぁ♪』


「誰だお前は」

低く冷たい声が私に向けられた

『いきなり来てごめんね
私は通りすがりの旅人。
君の様子が気になったんだぁ♪』

「ここには何もない
帰れ」


まさか本当に
氷柱の中に人がいるとは…
これが噂の氷柱花―――
すごく綺麗な顔立ち……

『冷たっ
まぁいいや!
この氷を完全に融かすのは私じゃ無理だなぁ…』


「さっきから一人で何を言っている!?」

私は彼の言葉を気にせずフォルスを発動した

私の―
唄のフォルス『〜〜♪〜♪』



「!?」



少しだけ氷が融けた

氷の上を一筋の水が滑っている

「今まで何をしてもこの氷は融けなかった…
何をしたんだ!?」

『これはフォルスって言うの!私のフォルスは唄のフォルス、君は氷のフォルス』

「フォルス…?
頼む、そのお前の唄のフォルスというやつでクレアを…」

『それは私には無理なの…ごめんね…』

「くそっクレアっ…!!」

この氷を融かせるのは…


マオ…………

名前を思い出すだけで
辛い…

会いたいな…
でも仲を引き裂いたのは私なのだ
こんなの我が儘すぎる




『赤い髪の私と同じくらいの、少年なら融かせるかもしれない…いや融かせる。』

だってマオだもん…
大切な私の親友…

流石に言葉には出せなかった



そして私は集会所を飛び出し
スールズを出た


ごめんなさい、ラキヤさん
私ちゃんとお礼言えなかった…
スールズいい村だったな

全く知らない私を
快く受け入れてくれた
でももう来る機会はないかな…















あとがき↓
やっと本編突入www
駄文やばい(;゜゜)
ひどすぎるよーorz
話の流れがいきなり過ぎてごめんなさい(;_;)

ていうか夢主馬鹿力発揮ww
 
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