アイスクリーム

もうすぐ10月になるのに、まだ少し暑い。
日傘をさしながら、恋人の大吾さんと神室町を歩いていた。
すると、美味しそうなアイスクリームを食べてる人を見たら、無性に食べたくなった名無し。

「大吾さん。アイス食べませんか?」

「いいな。丁度店あるし」

店の前に行くと何種類かあって、どれにしようか迷ったが、一番人気がバニラだったし、さっきアイスを食べてた人もバニラで、しかも大吾さんもバニラを選んだので、2つバニラを頼んだ。

「美味しそう」

「座れる所があれば……丁度空いたな」

パラソル付きの席に移動して、アイスを食べると凄く美味しく、体の熱が冷まされる。
あっと言う間にアイスを食べ終わり、
少しの休憩をして、“移動するか”と大吾さんの言葉に立ち上がろうとすると、“ちょっと待て名無し”と呼ばれた。
大吾さんの方に向くと、口横を大吾さんの大きな親指にピッと拭かれた。

「よし取れた」

カア〜と頬が赤くなって、体の体温が上がった名無しでした。




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