Security President

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名前を呼べばこの情事を心から楽しめるのだろうか。先ほどまでの煩くしていた心臓の音は聞こえない。腕を回せばこの情事に喜びを感じられるのだろうか。


私にはそんな駆け引きは必要ない。そこら辺の女たちとは違う。社長に自分を知って欲しいとすら一度も望んだことなどない。



“社長が抱きたい女ってね…”また誰かが噂している。


この人が、本当に抱きたい女を選んでいるとしたら、そんなウワサ話をする女に、チャンスなんて一生巡ってこない。

気付けない浅はかな女に成り下がるのは簡単だ。


『社長…私、口軽いですよ?』


止まっていた時間が再び動いた気がした。こう言えば軽はずみな女を嫌う社長を動かすのは容易いと思っていた。


スカートが捲り上がり開かれた股、簡単に脱がされるショーツ、想像を超える濡れた私のアソコ、当たる感触は何かを思い出させ…


「甘い女だ」

『んぁっああああーーー!』


少しの愛撫もなく繋がる行為に叫びを抑える事が出来ない。だがこの脳天に響く感覚を私は知っている。


『!!な、なんで!!ぁあぁーー!!』

「黙れ」




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