あなたがくれた笑顔

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ガラ……

『ん!?もうまた来たのっ!…あのねぇいい加減にしない……!あっっと!ご、ごめんなさい!』

「……」


何々君と勘違いしちゃって……とか別にどうでもいい事をしきりに話すこの人、ココの担当つーのか?保健の先生。


「横になるから」

『!』


……返事を聞く前にシャッとカーテンを閉めベッドにダイブ。言いたい事はあるけど開けていいのか戸惑う影が映る。覚えてるわけねーか。


『あの…!後でいいからクラスと名前を書いてね…具合早く善くなるといい……(ガラガラッ……)



せんせ〜おはよー!今日はオレ腹痛い〜

「しっ!あのね瀬戸君、…そんな元気な病人は居ないと思うけど」

とぼけちゃってせんせ〜、俺ホントに病人なんだってば!毎日言ってるじゃん先生に恋してるって意味の……


ガンッ────!!!


『(そ、そうだ!)休んでる人がいるから帰って』

「え…先約あんの、それって男?」

『そうだけど…とにかく…あっちょっと!』



顔だけ拝むとか言ってカーテン開けて覗こうとする瀬戸君を何とか追い返す。


『ごめんなさいね、煩くしてもう大丈夫だから』

(そうだこれから…誰も休んでなくても寝てる事にしたらいいかも)



「…」

『!!』

考え事をしていたからか背後に誰か居ると気付いた時には動けなくて。

カーテンの向こうで寝ていたはずの彼が私の胸を鷲掴みにしてる。


「生徒に言い寄られてまんざらでもなさそうだね、なまえせんせ」

『ちょっと!何するの!』

なんで?貴方は?どうして私の名前知ってるの?聞きたいことは山ほどあるのに言葉に出来ない。

否定も出来ず立ち尽くす私の白衣のボタンを外しTシャツを捲りブラの上から胸を揉みしだく力強い腕。

「無防備すぎんだよ…」

『……相名字……先生?』

「!」

『んっっ……!』

「いい度胸してんね?まだ想ってんのアイツの事」

『!…アイツって…どうして知って…』



私の問い掛けは咥内にねじ込まれた彼の舌が絡めとる、何もかも………思い出させる。





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