俺様の優しさ


「メノウカードも結構集まったよね、これからどうすればいいんだろ…」

異世界に迷い込んだヒロインは、レンア姫を救う為、美青年魔物をカードにしたメノウカードというものを集めていた。
美青年の魔物と戦い…正確には無理やり触れられ、ヒロインが快楽の頂点まで達するとカードになるという事を繰り返していた。
盗賊ルト、ミリア、街の美青年達など、かなりの枚数が集まっている。

「これだけじゃまだレンア姫を助けられないのかな。でも、この先どうしたら良いんだろ…」

次の目的地が分からず、ヒロインは迷い込んだ森の中で途方に暮れていた。
日も暮れ始め、町を探す時間もない。

「仕方ない…今日はここにテントを張って泊まろう」

町の道具屋で購入したテントを袋から取り出すと、不思議な力であっという間に大きなテントへと早変わりした。

「凄い…流石魔法が使える世界ねっ」

中へ入ると、テーブルやベッドなど一通りの家具が揃っている。
これがしまう時は小さく畳めるというのだから、便利なものだ。

「現実世界でも使えればいいのに」

そう思わずにはいられない。
ヒロインはベッドに腰掛けると、メノウカードも袋から取り出す。
何枚かカードを見ていると、盗賊ルトのカードが目に留まる。

「ルト、か…この世界に来て最初のメノウカードした奴…」

訳も分からずルトに触れられ、感じてしまったヒロインはそのまま胸の愛撫だけでイってしまっていた。

「…ルト…確かに、愛撫は優しかったよね…」

ルトの愛撫を思い出そうとすると、メノウカードが一瞬光を浴びる。

「え、何…んっ!?」

光に驚いている暇など無かった。
ドンっと背後のベッドに押し倒され、気付いた時にはキスをされ舌が口内を荒らしていた。

「んんーっ!」

嫌々とヒロインは首を振るが、相手はそれをものともせず、彼女の舌を見つけ絡ませている。

「んーっ!ん!」

ヒロインは何とか無理やり引き離すと、そこには見覚えのある緑色のツンツンヘアの美青年の顔があった。

「!え…ルト…?」

メノウカードにした筈の美青年魔物が、ヒロインの上に覆い被さっていた。

「よお…久しぶりだな、女」

ルトはニヤリと、ヒロインに笑う。

「なんで…メノウカードにしたのに…」
「あんた、ずっと俺のカード見てただろ?それに、俺もあんたにまた会いたいと思ってたからな。そのお互いの思いがこうして現実になったってわけだ」

ルトは平然とそう言い放った。

「なっ…別に見てないし!早くカードに戻ってよ!」
「は、そう言われて大人しく戻る奴がいるかよ。…あんたを今度こそ抱くまで、絶対引き下がらないぜ…」

ルトは、ヒロインを見つめながら妖しく微笑む。
嫌な汗が背中を伝うが、そんな事気にしている暇はない。
ヒロインが逃げようと思った瞬間、ルトは再び彼女の唇を奪う。

「んんっ!」

舌が再び口内に入り、噛み付いてやろうとヒロインは歯を立てる。
が、ルトの両手が彼女の大きな乳房をキャミソールの上から掴んでいた。
そして、そのままぐにゅっと揉み始めていた。

「んんぅ…っ」

ビクンと、ヒロインは身体が震えてしまい、ルトの舌を噛み付く事が出来ない。
そればかりか、唇を解放すると、そのまま首筋から舌へと這わされ、肩にあるキャミソールの紐を腕まで下げられていた。

「ちょ、ちょっとやだ…っ」

ヒロインはルトの両肩を掴みグイグイと押すが、まるでビクともしない。

「あんたの力じゃ俺には敵わない。大人しく今度こそ俺に抱かれろ」

ぐいっと、ルトはキャミソールの紐を下げると、ぷるんっと大きく揺れながらヒロインの乳房が露わになる。

「あっ!やだ…っ!」

咄嗟に隠そうとしながら、ヒロインは頭の中で魔法を唱えようと思った。

(そうよ、私は風と水、火の魔法が使えるのよ。ルトに浴びせればカードに戻るかも…)

どの魔法を唱えようと、一瞬の迷いが仇となった。

「…あんたのおっぱい、やっぱり良いな…」

ヒロインの乳房を見て、ルトが微笑んでいた。
それが妙に優しく感じ、彼女は大人しくなっていた。
そして、ルトはそのまま顔を乳房に埋めていく。
左の乳首にちゅっとキスをされたかと思ったら、そのまま口の中へ含まれ、片方の乳首は親指と人差し指で摘まれてしまっていた。

「あぁんっ!」

ビクンッと、一瞬でヒロインの中に甘い電流が走る。
彼女の声を聞いたルトは、そのままちゅうっと音を立てながら左の乳首を吸い、右の乳首もくいくいっと捻っていく。

「ああん、あんっ!ルトやだっ…だめ…っあんっ」
「ちゅう、ん…乳首こんなに硬くして…それでも嫌なのかよ…」

右の乳首を捻りながら上へと引っ張り、ちゅうちゅうと強弱をつけながら吸っていく。

「あぁんっ、違…っ」
「ったく…相変わらず素直じゃないな。まあ…そこが可愛いけどな…ん」

ルトはそう呟くと、舌先を細かく刻む様に動かし、左の乳首に刺激を送る。
右の乳首も人差し指のみで触れ、コロコロと上下に弾く様に転がしていく。

「はあんっ、ん、ああん…あぁん…」

ルトの両肩を掴むヒロインの力は、段々と弱くなっていた。

(気持ち良い…ルトの愛撫…優しくてそれでも激しかった…)

以前触れられた事を思い出し、ヒロインは頬を染める。
今も前も嫌だったのに、身体はルトを求め快楽を帯びていた。
ルトはチロチロと舌先で刺激を送りながら、両手で乳房の根元を掴み中央に寄せると、両方の乳首を口に含みちゅううっと強く吸っていく。

「あぁんっ、ああん!やぁ…ルトだめぇ…いや、ああんっ」

両方の乳首を吸い上げられ、ヒロインは思わず腰を浮かせてしまう。
何度もちゅうちゅうと吸い、間にレロレロと弾く様に乳首を転がすと、再び口内は含み、その硬さを味わう様に吸い上げる。

「はあんっ、あんっ、あぁんっ…ルト…あぁん」

抵抗の声は、既に無かった。
ルトの優しくも激しい愛撫に、ヒロインの身体も心もすっかり彼の手に落ちていた。

「ちゅぱっ、ん…こんなに乳首硬いぜ…?」

唾液で濡れた両方の乳首を指で摘み、くいくいっと捻りながらルトが呟く。

「あんっ、あぁん。だ、って…ルトが…したから…っ」

瞳を潤わせ、ヒロインはルトを見つめる。
それを見たルトの頬は、一気に赤く染まっていく。

「ったく…あんたマジで可愛い過ぎんだよ…。な、名前教えろよ、まだ聞いてなかった」
「ヒロイン…よ…」

顔を近づけさせるルトの首に両手を回し、ヒロインは言う。

「ヒロインか…可愛い名前だな。…ヒロイン、あんたはもう俺の女だ。…二度と、メノウカードになんかならねぇ…ん」
「ん…はぁ、ん…」

今度はきちんと、ルトのキスを受け入れる。
自分からも舌を出し、彼の舌と絡ませていく。
キスをしながら、ルトの手がスカートの中へと這わされていくが、ヒロインは抵抗などしない。
下着に辿り着くと、スルスルと慣れた手つきで足首から素早く脱がされてしまう。
下着のあった場所にルトの指先が触れると、快楽の証である蜜で濡れ溢れていた。
優しく上下にそこを指先で撫でる様に擦ると、ヒロインはキスの合間に切ない甘い声を上げる。

「んあ…っ、ふぁ…ん、あぁっ…」
「…こんなに濡らして…気持ち良かったのか…?」

ヒロインをじっと見つめ、囁くルト。
彼女はコクンと頷く。

「うん…気持ち、良い…」
「…ったく、素直になっても可愛いぜ…」

ヒロインの勝気な所と素直な部分のギャップがたまらなく可愛いと、ルトは思った。
そして、指を動かしながら硬い突起を見つけると、それに指の腹を当て、優しく円を描く様に撫で転がしていく。

「はあんっ!あぁんっルトやだぁ…ああんっ」

嫌ではなかったが、乳首の愛撫よりも強くなった快楽に、思わずヒロインはそう言ってしまう。

「前あんたに触れた時は、おっぱいしか出来なかったからな…。今日はこっちを可愛がってやるよ…」

俺様口調のルトだが、彼の顔も既に赤く熱を帯びている。
突起であるクリを撫で転がしながら、上下に摩る様に指を動かすと、堪らない快楽がヒロインを襲う。

「はあんっ、あんっ、あんっ。ルト…っ、イい…はぁん」

ルトを見つめ、甘い声を響かせるヒロイン。
そんな彼女にちゅっと優しくキスを落とすと、そのままルトは胸からお腹へと顔を移動させていく。
彼の両手がぐいっと膝を掴み広げると、クチュリという水音がヒロインの脚の間から上がる。

「!ルトだめっ…やだ…っ」

彼がしようとする事は、ヒロインにも理解出来る。
それは流石に恥ずかしすぎると、嫌々と首を振るが、ルトにはそんな事関係ない。

「ヒロインが嫌がっても、もう止められねぇんだよ…。ん、ちゅく…」
「あぁあんっ!」

ルトの顔が脚の間に消えた瞬間、ヒロインは腰を浮かせ喘いでいた。
ザラリとした彼の熱い舌が、蜜を溢れさせる入り口に当たると、そのままペロリと舐め上げられる。

「あぁあんっ、あんっ、あぁんっ」

ヒロインの喘ぎ声と共に、入り口から蜜が更にビクンッと震えながら溢れ出す。
それをとめどなく舐め取ろうと、ルトは舌先を使い何度もチロチロと舐め取っていく。

「ああんっ、あんっ、あぁんっ…」

そして、そのまま入り口の中へと舌先を尖らせ突くと、ヒクついてしまっているそこはあっさりとルトの舌を滑らせ受け入れ、中にまで熱い刺激を送る。

「あぁあんっ、ルトっ、ん、はあぁんっ…ああん…」

ヒロインの中に、恥ずかしさは無い。
彼にもっとしてもらいたく、自ら脚を広げていた。
広げた事で蜜の入り口が更に開かれ、ルトは一度中から舌を抜くと、口を開け入り口に触れると、じゅるっと水音を上げながら吸い付いていく。

「はあぁんっ、あっあっ、ああんっ。あぁんイい…っ、気持ち、良い…あぁん、っん、ああん…」

何かに掴まっていないと直ぐに達してしまいそうで、ヒロインはシーツをギュッと握る。
そうでなくても、じぶんが達してしまったらルトはカードに戻ってしまうかもしれない。
先程の思いとは違い、ヒロインはルトにカードに戻ってほしくなかった。
そんな彼女の思いを打ち消す様に、ルトは蜜の入り口に何度も吸い付き、ちゅううっと強く音をたてながら甘い香りの蜜を味わう。

「はあぁあん…あっ、あぁんっ…ああん…」
「ちゅうっ、ん…ヒロイン…」

ルトも既に理性など残っていない。
カードから戻れた理由など、彼にも良く分からなかった。
今はただ、惚れた女を抱きたい、それだけであった。
蜜の入り口に吸い付きながら、何度も何度もちゅぱっ、じゅるっと溢れる蜜を吸い上げ舐め上げていく。

「あああん…ああん…ルト…はあん、ん、あぁん…」

幾ら舐めていても、ヒロインの声と共に蜜は入り口から溢れ出る。
好きになった女が自分に感じてくれていると分かり、ルトは嬉しいと思った。
そして、入り口の上にある指先で愛撫していた突起を視界に捕らえると、舌先で触れ、チロチロと細かく突いていく。

「あぁあんっ!」

再びビクッと、ヒロインの身体が震える。
やはり、彼女はこの突起が一番感じるのだろう。
ルトはクリを突いてから、今度はゆっくり丁寧に下から上へと舐め上げていく。

「あぁあんっ、あんっ、あぁん」

ルトの舌がクリに触れ動く度、甘い痺れとなった快楽が何度も全身を駆け巡る。
この世界に来て以来、胸しか愛撫されない事が多く、こんなにも優しく丁寧に触れられ、ヒロインは嬉しいと思った。
ルトの舌が上下にレロレロと動くと、クリもその動きに合わせ転がっていく。

「はあぁあん…あぁあん、良い…っ、ルト…ん、あぁん…」
「ああ…ん、あんたはこの実が一番よく感じるんだろ…」

ルトは丁寧にクリを舐め上げながら、蜜口に再び舌を戻し、チロチロと続き刺激を送る。

「はあぁん…ルト…」

クリからルトの熱い舌が離れてしまい、ヒロインはもどかしさを感じる。
そんな彼女の想いは彼も分かっており、わざとヒクつく入り口に再び吸い付き、じゅるっと音を立て舐め上げていく。

「あぁあんっ、あんっ、あぁん…」

一度クリから与えられる快楽を味わってしまうと、入り口への刺激では物足りない。
ヒロインはお腹に力を入れ、ぐいっと身体を起こそうとする。

「お願い…ルト…っ、ん、そこじゃ、なくて…クリ…舐めて…っ…」

自分からお願いするなど恥ずかしくて仕方がない。
だが、もう我慢の限界であった。
ヒロインの必死のお願いを聞くと、ルトはニヤリと笑い、クリに舌で触れるとそのまま口の中へ滑らせていた。

「はあぁあんっ」

クリから伝わる快楽に、ヒロインは身体を再びベッドに預け声を響かせる。
口の中に含んだクリを、乳首と同じ様にちゅううっと音を立て吸い上げる。

「あぁあんっ、あんっ、あぁんっ」

そして、ザラリとした舌の表面で丁寧に舐め上げていく。

「はああん、あんっあんっ、だめ…だめぇ…あぁあん」

シーツをぎゅっと掴み、ヒロインは白く靄がかかり、達してしまいそうになるのを感じる。

(もしイってルトがカードに戻っちゃったら…)

そう考えると、イきたくない。
だが、ルトは何度も何度も繰り返しクリにちゅぱちゅぱと吸い付き、ちゅっと音を立てていく。

「あぁあっ…ああんっ、あっあっ、あぁあん」
「ヒロイン…好きだ。あんたを愛してる…俺の愛撫で、感じてくれ…ん、ちゅうっ」

ルトは甘い声でそう囁き、クリを再び口の中へと滑らせ、熱い口内で強く吸い上げていく。

「あぁあんっ!だめぇ!イく…はあぁあんっ、あっあっ、あぁああん!」

ヒロインは全身を震わせ、強張らせると、そのままイってしまった。
身体の震えが治るのと同時に息が上がり、新鮮な空気を求めハアハアとなってしまう。

「はあ…はあ…ルト…」

彼がカードになってしまったのではないかと、ヒロインは不安だった。
そんな彼女の上に覆い被さる様に、彼はそのまま頬に触れる。

「ルト…っ、消えてなかったのね…!」
「まあな…正直、俺も不安だったけどな。カードにならなくて済んだって事は…あんたも、俺の事好きになってくれたって事か?」
「…うん、大好きよ…っ!」

ルトにしがみつき、ヒロインはそう答える。
彼が消えなくて本当に良かったと、心から思った。

「…やべぇ、すげぇ嬉しい…」

ヒロインの言葉を聞き、ルトの顔がほころんでいる。
そして、彼は熱くなった自身を取り出すと、ヒロインの蜜の入り口に当たる。

「…挿れて、いいか?悪い…あんたが可愛すぎて嬉しくて…我慢限界だ…」

ヒロインの返事を聞く前に、ルトのものが蜜の入り口をこじ開け、ぐいっと中へと挿入し始めていた。

「あっ、ああっ…!あぁあっ!」

この世界に来て、イくだけで中を満たして貰えずにいた。
我慢に我慢していたそこは、あっさりとルトのものを受け入れ、中へと誘導させる。

「く…ッ…」

ヒロインの熱い中を心地良く感じながら、ルトは奥へと自身を進ませる。
奥へと辿り着くと、彼は彼女を優しく見つめる。

「カードにされるだけの存在だった俺が…あんたを抱く事が出来るなんてな…」
「ルト…」

そう囁くルトは、見た事の無いほど優しい表情であった。
ヒロインを見つめ、髪に指を這わせ撫でていく。

「…愛してるぜ、ヒロイン。もうあんたは…俺だけのものだ」

ルトはそのままヒロインの唇にキスを落とす。
彼が前屈みになった事で、彼のものがぐいっと動き奥に当たってしまうと、ヒロインの中に甘い快感が走る。

「んっ…あっ、ああんっ!」

ルトにしがみつき、ヒロインは喘いでしまう。
彼も目を細め、そんな彼女を優しく見つめる。

「…気持ち良かったか?」
「うん…だって…ルトのが当たった、から…」

頬を上気させ、ヒロインもルトを見つめて頷く。
そんな彼女がとても愛おしく、彼は自分を押さえる事が出来ない。
起き上がりヒロインの腰を掴むと、自身を先端部分だけ残し外へと出すと、そのまま一気に奥へと突き上げる。

「あぁあんっ!あぁんっ!」

ビクッと、ヒロインは思わず身体を震わせる。
それ程、腰の奥から強い快楽が彼女を包んでいた。

「く…ッ…」

それはルトも同じで、抜き挿しする度にヒロインの中が強く自身を締め付け、それがたまらなく気持ちが良い。
それを味わおうと、ヒロインの中の壁に自身を擦り付けながら、奥へと進み、抜く時も心地良い締め付けを感じながら抜き、再び奥へと突き上げる。

「ああぁん、あっあっ、ああん」

ヒロインもルトのものが奥へと当たる度、甘い声を上げてしまう。

「は…ッ…ヒロイン…ッ…」

彼女の甘い声に誘われる様に、ルトは腰を強く掴み、パンッ!と肌のぶつかり合う音が上がる程、強く打ち付けていく。

「はあぁんっ!あんっ、あっあっ、ああん」

ヒロインの声に合わせ、彼女の大きな乳房がぷるんっと大きく揺れる。
それを見ていたルトは、腰の動きを弱め、乳房に顔を埋めると、頂きにある乳首を口に含み、ちゅぱちゅぱと吸い始める。

「はあんっ、あっ、あぁ…ああん…」

片方の乳房もぐにゅぐにゅと、その柔らかさを堪能する様に指を食い込ませながら、腰をゆっくり動かしながら揉み込んでいく。

「ああん、ん、あんっ、あっあん、はあぁん…」

ヒロインはルトのツンツンした髪に両手で触れ、愛おしそうに包み込む。
それに誘われる様に、ルトは更に乳首をちゅううっと強く吸い、片方も乳房を揉むのをやめ、乳首をコロコロと指先で転がしていく。

「あぁんっ、あんっ、ああん、いい…っ、ああん」
「ちゅう…ん、ヒロイン…」

ひとしきりヒロインの乳首と乳房を堪能すると、ルトは再び起き上がり、腰を掴み自身を打ち付けていく。

「あぁあんっ、あんっああんっ」

ルトのものを強く締め付けると、彼のものがビクッと震える。
彼のものは更に大きくなり、膣の壁に擦り付けながら、奥を確実に突き上げる。

「はあぁん、あぁんっ、ルト…っ、あぁん」
「ヒロイン…ッ…」

ヒロインは腕を上げ、ルトの肩を掴む。
彼に触れていたい、彼を感じたかった。
ヒロインの想いを悟り、ルトは再び彼女に覆い被さると優しくキスを落とす。
そのまま、腰を小刻みに動かし細かく抜き挿ししていく。

「ああぁんっ、ああんっ!」
「…こういうのも…良いだろ…?」

ヒロインを優しく見つめながら、ルトは腰を動かしていく。
ルトが側にいる事が嬉しくて、ヒロインも自ら腰を動かして中の彼を誘う。
すると、それに誘われる様にルトのものが奥へと突き上げ、何度も何度もヒロインに快楽を送る。

「はあんっ、あっあっ、ああん、ルトだめぇ…」

再び、ヒロインの身体が震え始める。
二度目の絶頂を迎えようと、彼女の中が大きくうねる。
それに誘われる様に、ルトは腰を更に激しく早く動かしていく。

「あぁああん!ああんっ、だめぇ…っ、ああんっ!」

瞼をぎゅっと閉じ、ヒロインはルトにしがみつく。

「く…ッ…ヒロイン…ッ」

ルトもヒロインの背に手を回し、彼女の温もりを感じながら腰を打ち付ける。
すると、ヒロインの中が震える様に波打つ。

「あぁああん!だめぇイく…あぁっ、あぁああんっ!」
「ッ…!」

ヒロインが二度目の絶頂に達したのと同時に、ルトも自身を大きく波打たせ、彼女の中に熱い欲望を果たしていく。
ドクンドクンと、ルトが放った熱いものが中に流れていくのを感じ、ヒロインは息を整えながら彼の髪を優しく撫でる。

「ルト…」
「ヒロイン…マジ、すげぇ良かった…」
「私も…良かったよ…」

彼に出会った時の第一印象、今日再開した時の印象は最悪だったのに、今はこんなにも愛おしく感じる。
ヒロインは自ら、彼の唇にちゅっとキスをする。

「ッ…」

すると、ルトは恥ずかしそうに視線をそらす。

「ふふ、どうしたの?」
「…あんたが可愛い過ぎるんだよ…」

ルトの頬は真っ赤であった。
ヒロインを抱く前の強引な俺様だった彼はいなく、彼女を愛する彼へと変化していた。

「…ヒロイン、俺と一緒にいてくれ。あんたを大事にする」

改めてと、ルトはヒロインに向き直り言う。

「うん…私もルトが好き。側にいてね…」

好きな人を想う素直な気持ちで、ヒロインは答える。

「…ありがとな。マジ…嬉しいぜ…」

ルトの優しい笑顔。
俺様な彼がこんな優しくなるなんて、想像もつかなかった。
ヒロインは彼の背に手を回し、その温かい胸に身を預ける。
美青年魔物として存在されたルト、ヒロインの想いで彼はカードになる事なく、彼女と共に過ごせる様になった。

「愛してるわ、ルト…」
「ああ…俺もヒロインが好きだ。愛してる」

二人はそのまま、何度も身体を重ね愛し合った。
レンア姫を救った後も、ヒロインはルトと共にこの世界に残る事を選び、二人で幸せに甘い生活を送るのであったー。


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