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baby come come!


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この日を“特別”だと思えるようになったのは、君と出会ってからで。



それから、何度かの“特別”な一日を過ごしてきたけれど。




それでも、やっぱり今年も今日は“特別”な日で。






連日の激務に疲れているはずの身体が物凄く身軽に感じて。



今年はどんなお祝いをしてくれるのかなと、期待をしてしまう自分に苦笑い。


仕事から解放され、足取り軽く向かった先は君とのマイホーム。



チャイムを鳴らせば、パタパタと…する音が聞こえず不思議に思う。



「ん…?まだ帰ってないのかな…?」


部屋から零れる光に、**ちゃんが家の中にいる事はわかっていて。


そんな事を思っている間に、いつものようにドアが開く。


そこには変わらず笑顔で迎えてくれる**ちゃんがいて。


「おかえりなさい、そらさん」


「ただいま」


ふにゃりと笑うその笑顔に癒されてしまえば、スリッパ音が聞こえなかった事なんてあっという間にどっかへ行ってしまった。



「そらさん、お誕生日おめでとうございます」


「ありがとー!うっわー!コレ、全部作ってくれたの?」


「はい。今年はケーキも焼いてみました」




テーブルには、俺が好きな焼きそばを始め、たくさんの料理がひしめき合っていた。





ギュルルルルルルルル!



「…っ!」


「ふふっ、すぐにご飯にしましょうか」



「ありがとー」



しっかりと食事をせずに一日働いた身体は、彼女の作ったご飯を見て素直な反応を示してしまい。



二人で笑いながら、俺の誕生日会が開かれた。










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