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 敏感な先端部を刺激していた舌が竿を辿って降りたかと思うと、嚢ごと口に含んで玉を転がす。

 ここまでされて、そう長く持ちこたえられるワケがない。
 というか、一見エロいこととは無縁そうなイメージの小杉が俺のモノを舐めているという光景だけでイキそうだった。

「あー、やべ。イキそう」
「んッ」

 腰を突き出して、ひと際大きく育ったペニスを口の奥に押し込むと、さすがに辛いのか綺麗な顔に一瞬苦痛の表情が走る。
 申し訳なさと同時に湧き上がってきた射精感を、これ以上は抑え切れそうもなかった。

「小杉、出るわ」

 僅かに残っていた理性でハンカチを用意して。
 ずっと撫で続けていた柔らかい髪を軽く引っ張って合図を送るが、モノを深く咥えた口は離れてくれない。
 むしろ、出せとばかりに激しく吸い上げられて、張り詰めたペニスは際どい快感に大きく脈打って震えていた。

「おい、出るっつって……、ッ、うあっ」
「んん、んっ」

 限界点を超えてしまうと、男の性はあっけない。

「――ッ!」

 急激に体積を増して、溜めていた熱液を細い管から先端部まで噴き上げた俺のモノは。
 吸い上げられるように、小杉の口内に大量の精液を解き放って果てたのだった。

「悪い、口の中に……!」

 しばらく間が空いた後、白い喉が上下に動いて、艶やかな唇が萎えたモノから離れていく。

 今のは、まさか。

「おい。飲んだ、のか?」

 ひと仕事終えた小杉は、口元を手で拭い、最高に色っぽい顔で俺を見上げて笑った。

「ご馳走さま」
「……じゃねーだろ」

 何て野郎だ。
 まあ、こんな所で煽られてあっさり出しちまう俺も俺だけど。

「梶木!?」

 このままやられっぱなしでは悔しくて。
 立ち上がって髪の乱れを整えている小杉の腰を抱き寄せ、細い身体を膝の上で横抱きにする。
 男二人の重みに会議室の安いパイプ椅子が悲鳴をあげていたが、気にせず腕の中の身体を抱き締めて、さっきまでテクニックを駆使して俺のモノを楽しませてくれていたその唇をぴったり塞いだ。

「んっ、……んー!」

 不安定な体勢で返される僅かな抵抗を押さえて、舌を口の中へと滑り込ませる。
 ある程度予想はしていたものの、さっき俺が思いきりぶちまけてしまったソレは、雄臭さの残る何ともいえない味を醸し出していた。



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