久々の追記語り うろ覚えだけど、たぶん、バッテリーの後書きであさの氏が「野球じゃなくても、何でも(何かに打ち込む青春ものなら)良かった」的な事書いてて、その「何でも」の中にピアノも含まれてて。 心底ピアノを題材にされなくて良かった、と思ったことを唐突におもいだした。 音楽モノって現実と違うことたくさんある。 音楽界の大物が校訂に関わってたりするわりにはザル。 とくに小説な。漫画の方が正しい。のだめカンタービレとか(パリ音楽院への入学の年齢制限間違ってたりするけど)わりと正しい。 現実との相違点を列挙した本を、たしか青柳いづみこさんが出してたな。よくぞ出してくださった……! けど、昨今映画化ドラマ化されてる「さよならドビュッシー」とか、もうほんと違いすぎて。 映像化の際には選曲変わってたりするんだけど、まずね。原作では主人公がショパンエチュード10-2とドビュッシーの月の光を弾くんだけどさ、月の光の方が弾くの難しいみたいな記述の仕方してんの。10-2なめんなよコラ、ってなる。ありゃ難曲やで。もともとそんなに上手くもない主人公が火傷でのリハビリを乗り越えて弾くエチュードじゃねーよ。あと、あの男の先生(名前忘れた)がコンクールの最終でマゼッパ弾いてんの。マゼッパって練習曲やで(笑)二次予選で弾くもんでしょ普通。ファイナルステージではコンチェルトが王道だと思うよ、国内の大規模コンクールって設定だったんだから。 もうツッコミ所ありすぎて、ストーリーに集中できない。 あと、「ピアニッシッシモ」って本もめちゃくちゃだったな。 それから「船に乗れ!」か、そんな題名の本。これは主人公がチェロだから詳しいことは分からんが、何より腹立つのはうちの大学を名指しで侮辱してること。これ、著者のかなり偏った意見だとおもうけど。でもさ、普通の人は何も知らずに洗脳されちゃうじゃない?こんなの刊行していいの? とまぁ、バッテリーの話からだいぶん離れたけど、あさの氏って専門的なことあんまり書けないよね?って思ってる。 登場人物に薀蓄喋らせたりするけど、薀蓄ネタを違うシリーズで使い回してるんだよ!それ発見した時にはさすがに「ん?これ見覚えある…」ってなった。編集さん指摘しなかったのかなー。 野球のことだって、わりとつっこんで書こうとしてるわりには薄っぺらくない?野球のルールもおぼつかない私がそう感じるのだから、けっこうかなりやばいんでないの。 とゆうことで、あさの氏にはNO.6みたいな、ファンタジーと現実が混ざった感じのを書いて欲しいなっておもう、、、 そして頼むから音楽を題材にはしないでくれ。 2016/03/29 23:46 comment(0) |