亜良ちゃんが彼氏と付き合い始めて、また少したった。
中間テストという面倒なテストを終え、今日から部活!
ちなみに、あたしは国語&社会しかできない人なんでねぇ〜…。
仕方ないよね。。。
ちなみに奏哉とずっと帰ってたんだけど、奏哉は
「はん!俺ちょー余裕だし!」みたいなことを言われた。
あ、ううん。別に凹んでなんてないし!べつに、ね。。。

 ガラガラガラ……
「こんにちは〜」
「ふふふふふふふふふふふ…。」
「!?」
 ギョッとして振り向くと、朱鳥先輩と梓先輩が隅っこの方で笑っていた。
「………あ、こんにちは。成留。」
「あ、葵先輩、いったい何が……」
「テストよ。2人ともちょっと悪かったらしいのよ。」
「葵はいーよねー……」
 確かに葵先輩は学年1位。だけど、「朱鳥だって15位じゃん。」と言った
梓先輩の悲痛な叫びに賛成の一票を入れます。(笑)

―15分後―
ツインテールで、少し長かった髪を肩にかからない程バッサリと
切った朱鳥先輩は「あ、首が寒い」って冗談交じりにいってる。
「高校行くのに、長い髪はじゃまだから、ね。」
「先輩……。」
軽く扉がノックされて、すっと開けると美景がエプロン姿で立っていた。
「美景ぇぇぇぇ〜〜!」
「ぅわ!!成留、落ち着け。だんだん友海に似てきてるぞ。
 朱鳥先輩、部活でショートケーキ作りすぎたんで、
良かったら貰ってください。」
 ちなみに美景は料理部。大体何でも作れる。つーか、万能(笑)?
葵先輩は紅茶(文芸部にはお茶を片手に執筆する権利がある!
と葵先輩が先生に許可を貰って紅茶やコーヒー完備)を淹れて
美景を中へと招き入れた。
ふわふわのスポンジと、甘すぎない生クリーム。べたついてないから、
1人でワンホールいけるんじゃないかなぁ?
ほこほこした湯気に包まれた部屋は少し別世界のように見えた。

 美景が去った後、七瀬さんがどたどた走ってやってきた。
「け、けーきは?」
「…ざーんねぇーんねぇ。」
ザ、悪女!!!みたいな声を出した梓先輩をちょっと涙目で睨み、
ふん、と鼻を鳴らして七瀬さんは、歩き去ろうとした。
「あ、これ、美景が“二つもいらん!”って言ってたから、ある、よ?」
 差し出したけーきにはぐはぐ食らいついた(?)
七瀬さんは砂糖たっぷりの紅茶で最後の1欠片を飲み込んだ。
「れ、れれれれ。」
「?」
 真っ赤な顔で言ってくれたんだ。
「礼を言うぞ。おんな。」
 と。………相変わらず女呼ばわりだったけど(泣)
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