「今日はこれで終了!各自プリント取りに来て。」
朱鳥先輩の一言で全員プリントへとよってたかった。
「はい、亜良の分。」
「ありがと。」
亜良ちゃんはだいぶ日本語も上手くなり、
全てが順調に行ってるはずだった。なにもかも、ネ…。
このプリントを見るまでは。
“文芸部誌<DEAR YOU>創刊について。”
これは、朱鳥先輩を始め、3年生の先輩の引退が近づいてきたという…。
暗に、朱鳥先輩は世代交代という事を言いたいのだと思う。
プリントはこう続けられていた。
“<DEAR YOU>の創刊日9/1
内容 ・善木始めの挨拶
・南本の短歌50句俳句50句
・藤野・七瀬・井塚・水家の詩
・後野(水喬)のエッセイ
・善木・藤野・井塚の小説
・井塚終わりの挨拶
・3年認可状
問い合わせ ・善木朱鳥
・沢村なほ まで!
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