山崎さんは監察失格 | ナノ

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「みょうじってよ、クソが付くほど真面目だよな」
「そうですか?」
「本当それだぜ。女とか興味ねぇのかよ」


何やってんだあいつら…うわ!顎クイしてやがる…と言うかついつい隠れてしまったじゃないか。


「答える必要ありません」
「女みてぇな顔してっしよ、もしかしてお前ソッチなのか?」
「はっはっは、あり得るな!」
「そう言うあなた方はそうですか…へぇ、」
「ここにはイイ女も居ねぇしそう言う奴らはゴロゴロいるぜ?お前の目の前にもなぁ、」


気持ち悪いほどニヤニヤしてやがる隊士がみょうじの腕を掴む。ガタイの良い男二人には敵いっこないはずなのに。


「痛いんでやめてもらえません?」
「後ろ、気持ちいいんだろ?くくっ…」
「見た目だけで判断して頂きたくないですね、全く。然程そんな感じがしない男をこれでもかってくらい…ぐっちゃぐちゃのぬっるぬるにして×××××で×××して××××を×××××って犯してやるのが楽しいんですよ?」
「結構激しいんだなお前…掘られたくはねぇし、行くか…」
「おう…なんかすまんかったな…」
「さようならー」


そう、この男擬き正真正銘の女は…その言葉通り昨晩俺をぐっちゃぐちゃにしやがったのだ。


「オイ…放送禁止用語ばっかじゃねぇか…真選組の詐欺師め。もうどっからどこまでが嘘なのかわかんねーよ」
「まぁ力で勝てない相手にはハッタリかまさないと無理だって事くらい容易です。それに俺も相手くらい選びますって」
「然程そんな感じがしない男、ねぇ…」
「違いました?それとも良かった?」
「いんや、男としては相当恥ずかしかったね」
「なぁんだ、つまんね…」
「つまんねぇのはこっちだよ」
「俺は楽しかったですよ?」
「悪趣味だな」
「そりゃどうも」


褒めてねぇよ!そりゃ女の子は好きだけどお前みたいなのは願い下げだ。その気になったら部屋来てくださいよ。とか気安く言うな!そして然りげ無く女の声で!やめて抱いて…オイどうした俺。もしかしたら悪趣味なのは俺の方かもしれない、だけど。

今日こそ俺が抱く方だ!

(抱く方、ねぇ…)(聞こえてた…?)(もうばっちり)

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