独 琴 ◆エル
Elbert・エルベルト
幼い頃より騎士として、貴族としての生き方を徹底的に教育される(坊ちゃん)。だが、反抗期(17・若)に弾けに弾け、家を飛び出す。
暫く貧民街に逃げ込み、用心棒的な仕事をしながら暮らしていた。そこで目の当たりにした“国家の事実”は、後に反乱軍・革命軍への手助けを後押しした。 八年、家とは連絡もとらず、自由奔放に生きてきた彼の元に、訃報が舞い込む。父の死である。 家は他に後継ぎがなく、貧民街の友人達の希望もあり、彼は家に戻る事となった。
騎士、貴族の一員として国に使える事となる。家の棟梁として、いつしか重責を担っている実感をしっかり受け止められるようになった頃、一通の手紙が届く(33・ヒゲナシ) 密かに屋敷を抜け出し、懐かしの貧民街へと赴くと、そこには古い友人と、見覚えのない一人の女性の姿があった。 反乱軍を率いるのは彼女で、彼女は覚者であるのだと言う。特別な存在である彼女を旗印に掲げる事で支持を集め、事を優位に進めようと言う事か。 彼女は名をウィルマと名乗った。
内部で知り得た情報を、反乱軍に流す……暫くはそのような形での協力が続いた。 だが、とある小さな事件が発端となり、反乱軍と正規軍とが決定的に対峙する事態へと発展した。 それは些細な、だがしかし、それまで押さえ込まれていた民心を爆発させるには充分な事件であった。 出兵を命ぜられるも、彼は拒否し、私軍を率いて反乱軍に合流。以後、行動を共にする(35・ヒゲナシ)
人民の支持と、ウィルマが持つ天性のカリスマが合わさり、反乱軍はいつしか正規軍を圧倒し、革命軍と呼ばれるようになる。 だが、そこへ水を差すように、再び竜が姿を現す。ウィルマは覚者として竜に立ち向かうべく、単身相棒と共に闇に紛れて陣営を去った。 その事に気付いた彼がウィルマを追い掛けたのだが……。
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I love you in place where there's no space or time
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