疑う 「お前最近誰かと会ってるだろ」 「え?」 「男と居たろ」 「え、うーんと…そりゃ任務とかで男の人と組んだり、帰りに知り合いに会ったりはするけど…」 「違う。一緒に甘味屋に居た。帰りに会ったぐらいで行くのかそんな所に」 「い、行くよ、疲れてたら甘いもの食べたくなるもん。それいつ? 誰か分かるかも」 「一昨日」 「えっと一昨日だから…あ、あの人か、違うよその人彼女居るから大丈夫」 「彼女が居るから必ず大丈夫って訳じゃねーだろ、二股する男は五万と居るんだ」 「ホントに大丈夫だから。その人見ててほんわかするくらい彼女大好きだからさ、応援したくなるよ」 「……」 「なにその目、まだ信じてないの?」 「その言い様だと他にも甘味屋行ってる奴が居るだろ。そいつがお前のこと狙ってない保障は無い」 「(あれ…いつの間にか心配されてる?)」 「大体お前は無防備すぎるんだ、誰にでもほいほい付いて回って…連絡無しに待たされるこっちの身にもなれ」 「うんごめん、それについては謝るよ。これからはもう少し早く帰るね。ご飯にしよ」 「おい、まだ話は…」 「サスケ、」 「、…なんだ」 「私はサスケのこと大好きだから心配しなくても大丈夫だよ」 「! ……だから、そういう問題じゃ……ああもう良い」 「うん」 疑う (20100728) [←] [→] 戻る [感想はこちら] |