任務で伏黒と会えない日々が続き、耐えきれずついに電話を掛けると眠そうな声が聞こえ申し訳なく感じるも、わざわざベッドに寝っ転がったままカメラをオンにしてくれて「どうした。寂しくなったか」とふにゃりと笑う顔が見られるから、それだけで満たされてしまうし電話を切れなくなる。 追記

目覚ましのアラームが鳴った。起きなくてはと体を起こすも、腰に腕が伸びてきて存外強い力で布団の中へと引き戻される。「遅れちゃうんだけど」と不満を洩らすが、寝起き特有の掠れた声が「あと少しだけでいいから」なんて強請るものだから遅刻した。幸せだった、夏油との同棲中の朝。 追記

帰宅して早々「やっと週末…もう何もしたくない」とゴネれば悟くんが「じゃあ今日はたっぷり甘やかしてあげるね」と言うので邪な期待をしていれば、お風呂からスキンケアまで完璧にされた上に美味しい手料理を振る舞われ「よく頑張ったね」と愛を囁かれ日が変わる前に寝かしつけられた。 追記

突如扉が開かれたかと思うと、直哉さんが「出掛けるで」とだけ言って立ち去る。どこに何をしに行くかも分からないまま準備をして玄関へ向かえば、壁に寄りかかっていた彼が「遅い」と言いながら私の手を取った。「今日ご機嫌ですね？」「そんなんちゃうわ」手なんていつもは繋がないくせに。 追記

カップルだとパフェが半額になる企画を知り、恋人ではないが五条さんを誘うと即了承される。2人で顔より大きなパフェを堪能していると、ご機嫌な調子で「またこういうの誘ってよ」と言われ、「もちろん」と答えれば「次は偽装じゃなくてね」とウインクを飛ばされてスプーンを取り落とした。  追記

愛情表現が少ない伏黒に好きと言わせたくて「"鋤"ってどう読むの？」と聞いてみるも「自分で調べた方が身につくんじゃねぇか」と正論が返ってくるのみ。他にもあれこれ仕掛けたが惨敗で、諦めてふて寝を決め込んでいれば、人が近づいた気配がして「ちゃんと好きだ」と低い声が聞こえた。 追記

夜中に突然「パンケーキが食べたい」と言い出したら「作ってやろうか」と返ってきたので早速必要な物があるかを確認してキッチンに連れ込むと手際よく作ってくれる。「美味しい！」と笑顔を向ければ向こう側で頬杖をついた伏黒が「良かったな」と微笑むから途中で味が分からなくなった。 追記

任務で外出中、あまりの暑さに耐えかねて日陰でダウンしていると、突然首筋に冷たい何かが当たる。「何！？」と振り返れば、満足気な笑みを浮かべた五条先生がいて、「サイダー、好きでしょ？」と冷えた缶ジュースを手渡してくるから、怒ればいいのか喜べばいいのか分からなくなった。 追記

五条とスイーツを食べに行った帰りに知り合いの男に出くわして「彼氏？」と聞かれて否定しようとした矢先「まぁね」と勝手に答えられる。「ちょっと、嘘つかないでよ」と窘めれば「正確には三十分後くらいにそうなる予定。ね？」と麗しく微笑まれて結局三十分後に落とされる。 追記

五条が所構わずベタベタしてくるから「外はやめてください」と言えば「じゃあ中なら良いんだ？」とニヤニヤしながら返されるので「家以外は駄目です」と却下すると「僕らほとんど家にいないじゃん！」と嘆かれて仕方なく手を繋ぐまでは許可したらいつどこでも手を繋がれるようになる話。 追記

直哉さん、顔も育ちも良いし黙ってれば最高だから「寝てるときが一番良い」と言うとめちゃくちゃキレられる。「寝とったらキスも何もできへんやろ！」と言うので「わたしからするので問題ないですよ」と冗談めかして笑うと「まぁ……それはそれで……」などと満更でもない顔するから可愛い。 追記

悲しいことがあり飛び出してきたのを夏油が追いかけてきて、「誰に泣かされたの？」と優しく問うから馬鹿正直に答えると、「大丈夫、明日からもう会うこともないから」と言われて思わず笑えば「笑ってる方が私は好きだな」と返されるけど、次の日マジでその人が行方不明になるので笑えない。 追記

直哉さん、気に入ってる人間とのパソスペがやけに近いので「近いです」と度々手で遮っていると、とある日パッと手を掴まれて「わざとやでって言うたらどないする？」と楽しそうに目を細めた彼が覗き込んでくるから「余計タチ悪いなって思います」と答えたら「シバくぞ」と怒られた回。 追記

何かに抱きついて寝たいタイプで抱き枕を愛用していると「それ邪魔なんやけど」と直哉さんが言うので「ないと不眠症になります」と反抗したら簡単に取り上げられて「俺がおるやん」とベッドに入ってくるから「そういうのいいです」と言えば「はいはいおやすみ」と抱きしめられて結局眠る。 追記

やる気が出なくてプリントも白紙のままペン回ししてたら五条先生が「なに、やる気出ないの？僕が出してあげよっか」と笑顔で言うので「じゃあ、お願いします」と返せば耳元に近づいて小声で「終わったらお寿司行こ。回らないやつ」と何故か色っぽく囁かれるから俄然やる気が出る。 追記

顔面偏差値と財力のある男がタイプなので、呪専時代に「直哉くんと結婚したい〜」と冗談で言ったら普通の顔して「ええよ」と返され、こういうんにノる人やっけ？と思いつつ「やったー最高」と笑ったことがあったのだが、一年後の卒業式の後「ほな結婚しよか」と指輪渡されるので困惑する話。 追記

甘いもの好きだけど一緒に食べる人がいないから毎回五条を誘っていると「ねぇ僕のこと好きなの？」と勘違いされたので「いや違うけど」と正直に答えるも「え？なんて？」と美しい顔圧で詰められるから「アッ好きです」と手のひら返せば「知ってた」と喜ばれるのでまあいいかと思う回。 追記

直哉さんの腕の血管がすごいのを見て「採血しやすそうでいいですね」と言ったら「俺採血とかせえへんで」と顔を顰めるので「苦手なんですか？注射とか」とからかうと「そないなわけないやろアホか」と言うから「そろそろ健康診断ありますけど」と伝えると「は？無理」と青ざめるので可愛い。 追記

夏油のビジュがめちゃくちゃ好きで「今日もかっこいいね！好き！」と言っていれば「うんうん、知ってるよ。で、いつ付き合うの？」と返されるようになったけど推しという概念なので付き合いたいわけではなく「付き合わないよ！」と否定してたら「うん？付き合うよね？」と圧かけられる。 追記

恋人の伏黒が突然服をくれて「明日のデートこれ着て欲しい」って言うから(おっ、これは脱がされるやつだな)と思っていたのに、デート終わりの夜、部屋で二人きりだというのに一生健全なので「どうして服プレゼントしてくれたの？」と聞いたら「似合いそうだと思って」と返ってきて好き！！ってなる回。 追記

直哉さん、お行儀が良いので口の中に食べ物が入ってるとき喋らないから、めんどくさいこととか嫌味を言われたら問答無用でハイチュウ突っ込んでたら見切られて阻止されるようになるし「青リンゴの方が好きなんやけど」とか文句言われるようになる。 追記

任務先で伏黒が「喉乾いた」と言うので「わたし水持ってるよ」と渡したら「いいのかよ」と渋るから「いいよ。あ、潔癖？」と尋ねれば「潔癖ではねぇけど……まぁいいか」と腑に落ちない様子。何？と思っていれば飲んだ後「……間接キスだな、と思って」と爆弾発言するので死ぬしかない。 追記

住所を教えた覚えもないのに「おかえり〜」と直哉さんがソファでくつろいでるので「なんで？？」とスペキャ顔していると「最近連絡もろくに返さへんから心配しててん」と当たり前のように言うから「わたし達そんな関係でした？？」と尋ねれば「そやで」と笑顔を向けられ歪な恋愛が始まる回。 追記

仕事上のややこしい計算に家で唸っていると「分かんないの？」と五条が言うので「さっぱり」とお手上げポーズを取れば「ここは……」と後ろから指さして教えてくれる。「先生みたい」と零すと「先生だけどね」と笑うので「悟先生」と揶揄えば「煽ってくれるねぇ」とキスをされる。 追記

夏油が「何時に帰ってくるの？」「迎えに行くから連絡して」「露出多くない？」などとうるさいので「親かよ」と悪態つくと突然キスされて舌を捩じ込まれ腰が抜けたところで「君は親ともこういうことするんだ？」と責められ「し、しない、恋人とだけ、夏油と、だけ」と答えると満足気に笑われた。 追記

一緒に夕食作りしてたら油が跳ねて手に当たり、痛みに顔を顰めていれば伏に慌てて水道まで引っ張られて流水で冷やされるから「伏黒の手じゃなくて良かった〜」と言えば「俺の手だったら良かった」って返されるから疑問に思っていると「跡残ったらどうすんだよ」と言われ普通にときめく。 追記

伏黒と部屋でくつろいでたら徐にキスされて「ピザの味する」と言われ真っ白な頭で「さっき一緒に食べたからじゃないの……」と答えると「ファーストキスってレモン味じゃねぇんだな」としみじみ言われるので「伏黒もピザの味した」と返し「レモンでも食べてやり直す？」ともう一度キスをした。 追記

直哉さん縁側で昼寝してたから悪戯してやろうと思ってそっと手を伸ばしたらいきなりガッと掴まれ首筋に小刀を当てられて「ひっ、」と息を飲んだら鋭い目と視線がかち合って「……なんや君か、焦らすなや」と気だるげに言われてこの人とは生きてる世界が違うんだって再確認する回。 追記

悟くんに「今日一緒にいた男誰？」と聞かれ「従兄弟」と答えると「浮気じゃん」と言うので「従兄弟って知ってる？親族を表す言葉なんだけど」と返せば「知ってる。四親等でしょ。だから結婚できる」と真面目な顔で言われるから嫉妬深さに呆れるしかないけどそこが好きだから救えない。 追記

任務から帰ってきた悟くんが抱き着いてきて離れない。「寝ないの？」と聞けば「寝るよりこうしてる方がいい」と言うのでされるがままになっていると「今日は抵抗しないんだ？」と言われ「お疲れみたいだから」と返すと「じゃあチューもして」と強請られ、しぶしぶ顔を寄せた。 追記