「え、?」
ストン、と。
胸の中心に刺さる槍。
「――…、」
「確かにお前にゃあゲイボルグは通用しねえ。だから、投げた」
ランサーは文字通り、ただ投げたのだ。元より槍の使い手であるランサーにとっては簡単なこと。
泥が消える。
黒が消える。
孔が消える
洗い流すような雨が、天上から降り注いだ。
BAD END.
『
報われた魂』
(ちょっとどうして同じことしたのよ!?)
(好きな女の子に槍を向けるとは何事か―――!!救うべき!ハイやり直しィ!弟子一号!ちょっと青髪軟派男をしばきなさい!)
(はいでありますししょー!)