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ステッドラー900 25
900 25用字消し 77R56*
STAEDTLER ルモグラフ鉛筆100-B(1本)*
ステッドラー ルモグラフ製図用高級鉛筆B 100-B(1ダース)
*マーケットプレイス品
ステッドラー日本の
ステッドラー925 25シルバーシリーズを以前紹介しましたが、それらに列せられる鉛筆用補助軸が今回のステッドラー900 25です。
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既存の補助軸にはない芯硬度表示、クリップ、消しゴム、それに925 25のようなローレットを刻んだφ11.2mmグリップを持ち、925 25とほぼ同じ17gのアルミ製品です。
芯硬度表示は2Hから4Bまで、省略されがちなFもちゃんとあり、摩滅しやすいシルクスクリーンやステッカーを使わず、つや消し地に光沢あるめっきを施した二次めっきで表示されています。
四分割チャックにより鉛筆保持は良好ですが、φ7mm軸は若干ぐらつきます。
一見どれも同じに見える鉛筆も各社によって太さ長さがわずかに違い、おおむね日本製は太く舶来は細く、わけても三菱ユニはφ7.9〜8mmあり、φ7.5mmのステッドラールモグラフを基準に設計されたであろう本品にはユニやトンボモノは押し込めなくはないものの入りづらく、またステッドラー製でも三角軸のマルスエルゴソフトは入らないのでした。
同じく三角軸のファーバーカステルグリップ2001なら入ります。
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ノックボタンのような円筒を回すと現れるφ5.6×20mm(または25mm)の消しゴムは同社トリプラスシャーペンと共用でき、感触は同社マルスプラスティックに似て、この種のものとしては消しやすいものです。
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細かいローレットを刻んだグリップはクツワSTADと共用できます。
この製品は扱いやすく携帯にも適するものの、全長130mmに対し鉛筆収納部分は80mmと他製品より少し短く、鉛筆がだいたい持ちづらくなってきたと感じられる長さ──100mm以下に合うように設計されたと思われ、それ以上に長い鉛筆を収納して携帯するには向きません。
本質的には既存の補助軸に機能を追加した製品に留まるのが残念です。
チャック露出型となり消しゴム収納部を短縮するか後方にずらして長軸が入るよう改良されたなら、と思います。
ファーバーカステル#9000パーフェクトペンシルに同長の鉛筆を入れると、ステッドラー900 25より22mm短くなり、携帯性ではそちらが上回ります。