ゴムグリップ流行前、1980年代に発売された廉価なシャーペン、プラスティックグリップの製図用。日本製?
以前はドラフィックス300と呼ばれていたように思います。またノック式消しゴムやミリペン(ファイバーティップペン)もありました。
四芯径、芯径識別色あり、芯硬度表示あり4H〜2B (F含む)、付属芯2本。
替えゴムA型。
残芯約14mm。
芯径:芯繰出し量、ノック負荷
.3mm : 0.54mm、約500g
.7 : 0.64、650
.9 : 0.73、750
プラスティックグリップは細かな溝が連続し、十分な滑り止め効果があります。
グリップが滑るのは困るけれどゴムグリップは断る、というひと向け。
これがゾワゾワするひとには前回のステッドラー925 75や
パイロットS3、
プラチナ プロユース300を薦めます。
物足りないひとには
ステッドラー925 25やパイロットS10、
ぺんてるグラフギアを薦めます。
芯硬度表示リングが芯径識別色兼用。
.3黄、.5赤、.7青、.9青緑
ノックボタン天頂部に芯径表示あり。
左から本品、
ステッドラー925 75ぺんてるPG350プラチナ プロユース300パイロットS3他製品に比べて口金がちょっと長く、芯先を見やすい。
ほぼ直筒形で扱いやすい。
ポケットクリップを外せそうで外せなかった。
4mmスリーヴ、真鍮チャック。
残芯約14mmながら、がんばれば8mmまで短くできます。さらに短くすると芯が空転し始めます。
ぺんてるPG350に比べ、芯を押し戻して引っ込めたとき、芯保持力が高いようには感じないのですが、残芯がなかなか空転しません。
本品は芯補充口内に段差があるものの、芯補充も除去もしやすい。
◆替えゴム A型E-1B-A φ4.7mm (金具なしφ4.2mm) × 10.7mm 5コ入り
突針なし。
ゼブラ公式サイトを見ると
テクト2ウェイや
M-301Aと共用、ということになっているんですが、あちらには金具がなく、本品には金具が必要です。
1980年代はゴムグリップ流行前とはいえ、その萌芽はすでに登場していました。
ドラフィックス1000 MP3-1C1-DFはゴムグリップを部分的に組み込んだ上級品。
私有品0.7mmの型番がなぜかDM7-250。それでも価格は300円。