*デリックと日々也の夜

良し!上手くいった。
津軽とサイケは早々に風呂入ったし、パパもママも今日はソワソワしてたから先に風呂を勧めた。
こっからはオレの天国!マイエンジェル日々也とパラダイスだぜ☆

「デリ、はやく。風邪引く」
パラダイスな風呂場に日々也の冷たい声が響いた。
あぁ…何はなくとも王子様の機嫌を治すのが先決だ。
「ごめんなさい」

日々也の体を洗って、先に湯船に入れる。
「背中洗ってあげる」
髪を洗い終わった時に日々也が呟いた。
「いいの?」
「もう、のぼせちゃうし」
そう言った日々也の顔が赤いのは、きっと風呂の熱さだけじゃない。

ゴシゴシ背中を洗う日々也を鏡越しに眺める。
「何見てるの?」
「ん?可愛いなと思って」
手が止まった。
「デリはどこまで本気なの?」
「いつも本気だよ」
「女の人にも綺麗とか可愛いって言う」
「あれは違うさ。そういった方がラクなんだ。本気の可愛いも綺麗も日々也にしか使わないぜ」
日々也の泣きそうな顔が鏡に映って自分の軽薄さを呪う。
直せる自信もないけど。
クルッと向きを変えて足で日々也を挟む。
「信じて貰えっか分かんないけどさ、日々也が産まれた時からオレは日々也一筋」
「知ってる」
俯いた日々也がオレの足に腰掛けた。
「デリが僕をとっても大事にしてくれてるのも、本当に好きなのも知ってる。そうじゃなきゃ僕は一緒にいない」
「ありがと」
日々也の手に自分のを重ねる。
「でも、お世辞でもデリが他の人を誉めるのは嫌なんだ」
重ねた手を握り返された。
「気をつけるよ。ごめんな」
首筋に口付けると顔を掴まれた。
「デリはずるい」
そのまま日々也からキスをしてきた。
「ズルいついでにさ、ちょっとエロいコトしてもいい?」
「いつもキスしたり体さわったりするじゃん」
日々也のチンコを触る。
「もうちっと大人なコト」
「…デリがしたいならいいよ」
ちっさい声で了承した日々也にキスをする。
そう。今日の目的はコレだ。もうすぐ日々也は学校で生理と精通の授業を受けるだろう。その前に、オレが日々也に精通を教えたかった。余計な知識が無い日々也をゼロから仕込む為に。
見事許可を貰ったオレは日々也を椅子に座らせ、股間に顔を近付けた。
「日々也のココ、かっわいーなぁ」
まだ皮被ってる日々也のチンコを頬張る。
「ひゃっ!デリ、だめ!!」
日々也が俺の頭を押しのけようとするのを無視して、吸いながら舌を動かす。
「ふぁ‥あんっ!や、やだぁ」
「ココ、剥こうな」
「ひぃっ!い、いたっ…」
柔らかい皮を指で伸ばすと、痛みに背を丸めてオレの髪を必死に掴んでる。
皮と亀頭の間に舌を入れて敏感な部分を舐めまわす。
「ひぁ‥いたいよぉ…」
「痛いだけ?」
少し濃いピンクになったチンコを根元から舐めあげると、緩く勃ち上がった。
「へ、んなかん、じ‥ムズムズす‥る」
「それ、気持ちいいって言うんだぜ?」
「きもち、いい、の?」
戸惑う日々也に頷く。
「気持ちいいコト続けるかんな」
今度は喉奥まで咥え込み皮を舌で押さえながら、強めに吸った。
「ふぅっ‥ん‥」
ジワッと先走りが出る。震える様子からも限界が近い。
「っ、デリ、ちょっと離して」
「んぅ?」
日々也の声に顔をあげた。
「ごめんなさい、おしっこでそうだった」
「あー、おしっこじゃないぞ。精液っつーのが出るんだ」
「せーえき?」
「気持ちいいと出る。悪いことじゃないから我慢すんな」
不安げな顔を撫で、また日々也のチンコを咥えた。
「ひぁぁ!あっ、あっ、デリぃ‥」
射精させる為に容赦なく吸い上げる。
「いぁ‥ら、め‥せーえき、れちゃ‥う」
「らせよ」
「あ、あっ…ふぁぁぁっ!」
口の中に薄い、僅かな精液が放たれた。
初めての射精の衝撃に、体を痙攣させてオレの髪を掴んで耐えている。
名残惜しいが精液を飲み、萎んだチンコから口を離した。
「はっ、はっ、はっ‥」
日々也を膝の上に乗せて、息が整うまで背中を撫でる。
幼い顔が劣情に染まってなんとも言えない淫らさを醸し出す。快楽に虚ろな瞳も、よだれが零れる口元も、オレに掴まる力無い腕も全てが愛おしい。
「閉じ込めてぇ…誰にも見せたくねぇよ」
初めての射精に脱力した体を強く抱き締める。
「デリ、うれしいの?」
「うれしいよ」
「じゃ僕もする」
「は?」
「デリの舐める」
「あー‥いいよ。大変だし」
日々也見て余計大変なことになっちゃってるしな。
「気持ちよかったし、デリが喜ぶならしたい」
「んー…じゃ、おねがい」


椅子に座って足を開いたオレの間に、日々也がペタリと座ってフェラする。流石に咥えられないからアイスのように舐め回している。
「日々也、気持ちいいよ」
拙い舌使いで決して上手くは無いけど、ぴちゃぴちゃと必死に舐めあげる姿にチンコはギンギン。
「んぅっ‥ほんと?うれしい」
柔らかく微笑む日々也は幼い顔に淫靡な雰囲気が見え隠れする。少しずつ、少しずつ、そうなるように仕込んだのはオレだけど。
ちうっと溢れた先走りを吸われた。
「ん、せーえきってにがいね」
「だな。無理しなくていーぞ」
「大丈夫」
髪を梳いてやると気持ちよさそうに目を細める。
「日々也、こうやって」
手を重ねて上下に扱く。
「う、ん」
ぐちゅぐちゅ音を立てながら扱いて先端を舐められ、オレもイキそうだ。日々也の動きじゃもどかしくて、手を重ねたまま激しく扱く。
「っ‥日々也、でる」
「え?ひゃっ!ふぁ、あ‥あっ」
口を離した日々也の顔に思いっきりぶちまけた。あんまりエロいから我慢できなくて、残滓を頬や唇になすりつける。
「デリのせーえき、あついね」
素直な感想だろうが、グッとくる。ペロペロと口の周りに付いた精液を舐めて、顔をしかめてる姿も可愛い。フェラは予定外だったし、あとでちゃんと仕込もう。これ以上見てたら止まる自信がないから日々也を抱き上げる。
「汚しちゃってごめんな」
「ん?デリの汚くないよ」
くぅぅっ!いちいち可愛い。
「もっかい洗うな」
日々也の為、と欲望を押し殺してシャワーを出す。
挿れんのは中学生なってからと決めてたけど、完全に自信なくなった。

「デリ、ちゅうして?」

年内もたないな、オレ。




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