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「本当に大丈夫なのか?」

「あぁ、大丈夫だ。
皆……本当にどうもありがとう。
旅が終わったら、またぜひ僕の町にも遊びに来てくれよな。」

「必ず行くよ。」

オズワルドとダルシャは固い握手を交わした。



小島での最後の夜は、賑やかな酒盛りとなった。
レティシアの真意を知ったオズワルドは、泣きじゃくったかと思うと、セリナやエリオットを無理に付き合わせて踊り狂ったり、酔いに任せて大いに暴れまくった。
そのおかげで、もやもやとしていた心の霧も晴れたらしく、次の朝は清々しい顔を見せた。
ただ、さっぱりとした気持ちとは裏腹に、頭痛や胃もたれは酷い様子だった。



「なんだか名残惜しいけど……」

「気を付けてな。」

大陸に着いた七人は、その足でパルメンの港へ向かった。
夕方にはカルボ方面に行く船があり、オズワルドはその船に乗船し、皆に手を振りながらだんだんと小さくなっていった。



「オズワルドさん、本当に大丈夫かしら?」

「あぁ、あの調子なら大丈夫だろう。
カルボまではそれほど遠くでもないし。」



ペルージャ行きの船の出港は三日後だった。
だから、オズワルドもそう急いで離れることもなかったのだが、彼はどうしてもその船に乗ると言いはった。
きっと、それは一人になりたいのだと感じたダルシャは、オズワルドの意志を尊重した。



「それにしても、ここではいろんなことがあったな。」

「そうだね。
ま…いつものことだけど……今回はちょっと切なかったよね。
あ、ダルシャ、あそこに宿があるよ。」

六人はエリオットのみつけた宿屋へ向かう。



「夕食は町のレストランにでも行こう。
それまでは各自自由に過ごしてくれ。」

そう言うと、ダルシャは部屋の中に引っ込んだ。


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