「手伝ってやらないと出来ないのか?」
嘲るような口調で言われ、苛々が募る。
渋々と手を胸へとやり、ダンテにいつもされているように揉み始める。
「…っ、うぁ」
一人で情事に耽っているところを、舐め回すような目付きで観察され、身体に穴が開きそうな感覚さえした。
「…胸だけで満足か?違うだろ?」
見透かすように言われ、ビクリと跳ね上がる。
「や、あ…」
「下も弄れよ」
――今更恥ずかしがる必要もないのに。
未だにもじもじと足を擦り合わせているアスベルを見下ろすと、軽く溜め息を吐く。
「世話が焼ける」
と、言ったのと同時にアスベルの目の前にしゃがみ、アスベルの足を左右に大きく広げた。
「や!?いやあ!!」
「嫌じゃないだろ、よく見せろ」
アスベルの手をとり、下腹部へと手を宛がう。
そのまま指を挿入させると、アスベルの指を使って犯し始める。
「いやっやだ、やめて!!」
自分の手なのに、自分のものではないような気がして、身体が拒否を覚える。
手伝われながら、と言うのも変な話だ