「イっちゃった?」

聞かなくても分かることなのに、態々聞いてくるところがまた良い意味での厭らしさを感じさせる。

「あっ、ふぇっ…ごめ、なさ…」
「謝らなくて良いから、教えて?よかったのかな?」
「あ、は…はい…ッんぁあっ!!」
「もうちょっと付き合ってもらうから。おっさんをもっと気持ち良くさせてね…」

アルエの柳腰を掴み、何度も奥へと叩きつける。
ぐちゅぐちゅと空気と体液が混ざる音が響くが、それすらも気にならないほど二人は行為に夢中になっていた。
ぐり、とある点を抉るとアルエが叫んだ。
そこが弱いのだと把握すると、そこばかりを抉るように突く。

「だめぇっ」

止めるようにアルエがせがんでくるが、レイヴンにその気はないようだった。

「だめ、じゃないでしょ?此処が良いんでしょ。ほら、こうしたら…ね?気持ち良いでしょ?」

アルエの身体をうつ伏せにさせ、ベッドに押さえ付けるような体位に変えてやる。
何かに耐えるように、切なげな表情でシーツを掴むアルエの姿があまりにも可愛くて、更に虐めてやろうと加虐心が疼く。



治まることのない情

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