「あらら、いつもの余裕がないみたいじゃない?」

そこでレイヴンが茶々を入れてやると、その言葉通りに余裕をなくしたシュヴァーンがレイヴンを睨み付ける。

「黙っていろ」
「あらん、当て付けられたわ…」

肩を竦めるふりをしながら、レイヴンは再び二人の観察に戻る。



「や、また…っまた、くる…ぅ」

シュヴァーンの下で息を絶え絶えにしながらアルエがすがる。

「イきなさい、何度でも」

アルエの顔に貼り付く髪をかきあげながら、シュヴァーンが囁いた。

途端に、アルエが身体を小刻みに震わせ、シュヴァーンにしがみつく。


「俺が達するまで、アルエは何度果てるか…見物だな?」
「程々にしないと、壊れるかもよ?」
「確かに…それもそうだ」

レイヴンに諭され、シュヴァーンが苦笑する。

「あ、あ…、だめ、また…ッやだぁ…」
「次は一緒に…イこうか」

アルエの身体をきつく抱き締め、抵抗を許さないようにする。

やはり今度も先にアルエが達し、それから暫くしてシュヴァーンが果てることとなった。



二度目

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