「やあ…ッゆっ、くり…あうぅっ」
「無理な相談だ」
全て収めてしまうと、間髪を入れずに律動を始める。
熱いそれが奥を穿つ度にひくりと身体が震え、喉の奥から悲鳴のような嬌声が洩れる。
強烈な感覚に逃げようとするが、ベッドに繋がれている状態では身体を捩らせることしか出来ない。
いやいやと首を横に振れば、シュヴァーンがアルエを益々嫌がらせようとわざと“良い箇所”を反らせたり、かと思えば弱点をついて過剰に反応させたりと好き勝手に動いてやる。
「しゅ、ば…ふ、ああぁっ!?」
「良い声だ」
だなんて言ってやれば、アルエが慌てて口を塞ごうとするが両腕を拘束するリボンがそれを許さない。
身動きを許されないアルエはシュヴァーンの為すがままだ。
「やう…っあ、やら、やあぁっイ…っ、ひああぁ!!」
「そう、そのままイきなさい…イイ子だ」
ガタガタと身体を振るわせ、達するアルエをシュヴァーンが愛しげに見つめ、身体を抱き締めた。
「わた、し…イ…っ」
「ああ、だがもう少し付き合ってもらおうか」
――俺はまだ達していないからな。
再度アルエの身体を抱き上げると、そのまま律動を再開させた。
「イイ子だ」