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- ナノ -


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 きみは自分が生まれた日のことを知らないって言ってたね。ぼくにも、きみの生まれた日のことはわからないけど、と少年は竜を見上げる。でも、これならわかる。今日は、きみとぼくがはじめて会った日。
 少年は少し照れくさそうににっこりと笑った。いつもありがとう。雲間から顔を出した太陽が、少年と竜を明るく照らした。


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