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- ナノ -


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 木々の間から降りそそぐひかりを受けていた竜の背はあたたかい。これよ、これなのよ、と、彼女はその背中に寝そべった。両翼の隙間で気持ちよさそうに体を伸ばすその女性に、竜はあきれた顔を向けたが、何も言わなかった。いつも険しい顔の彼女が、いまだけはとても幸せそうだった。


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