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　彼が突然、隣にごろんと寝転がったので、竜は驚いた。毎日、猛烈に動き回る彼のそんな姿を見たことがなかったのだ。いやね、と彼は照れ混じりに言った。しっかり休む君を見てたら、俺、最後に休んだのいつだろうと思ってさ。何もしないの性に合わなくて気が焦るけど、休まなかったら元気出ないもんな。
　休まないと、飛べない。竜が呟く。そういうことだよな、と彼は笑った。

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