ここまで素直に従ってきたなまえですが、とうとう我慢出来ずに口を開きました。
おずおずと、遠回しに尋ねます。

「あの…おばあさん…おばあさんの身体はどうしてこんなに大きいの?」

「お前をこうして抱き締める為だ」

男はなまえの小さな身体をしっかりと抱き締めました。

「おばあさん…何か熱くて硬いものがお腹にあたるの…」

「それは、お前が可愛らしいからだ」

熱い棒のようなものが、ますます強くなまえに押し付けられます。
その時、外からニャアと鳴く声が聞こえてきました。
きっとさっきの黒猫に違いありません。

「おばあさん、わたし、トイレに行きたくなっちゃった」

「ここでしたまえ。そういうプレイは好んでしたことはないが、まあ、構わないだろう」

男はよくわからないことを言います。
しかし、なまえはもう一度お願いしました。

「お願い、おばあさん」

「………仕方ない」

男は渋々ながらも、なまえをベッドから出してくれました。

「少し待ちなさい」

そう言われたかと思うと、床に降りたなまえの足に、するすると赤い紐が巻き付きました。
紐の端はベッドの中にいる男の手元まで繋がっています。
なまえを逃がさない為なのでしょう。

「用を済ませたら早く戻って来たまえ」

「は、はい…」

なまえは頷くと、裸のままドアを開けて外へ出ました。
トイレは外にあるのです。



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