「よく来たな。今日はお前達がなまえの結婚相手として相応しいかどうか、俺とツナで面接させて貰うぞ」 「よりによってなんでこのメンバー…」 「現時点で一番結婚相手に近い連中を集めた結果だ。お前の姉の未来がかかってんだ、気合い入れてやれよ、ツナ」 「わ、わかってるよ!」 「よし。まず、なまえに探りをいれた結果だが、『いつも一緒にいてくれる人』が最低条件らしいぞ。これは父親の家光が留守がちだった影響からだろうな」 「そういうことなら、財団の仕事で常に世界中を飛び回っている雲雀君は対象外ですね」 「確かに……ヒバリさん、一年の大半は海外だもんなあ」 「その点、僕ならずっとなまえさんと一緒にいてあげられますよ。数年前に北イタリアの古いヴィラを買い取りましてね、監視システムやセキュリティ面で色々と手を加えたところです。そこに彼女を囲って、毎日朝から晩まで愛でて差し上げましょう」 「それ監禁ーーー!!!」 「ちょっと君達、勝手に決めつけないでくれる。誰があの子を置いていくなんて言った?何処に行くにも連れて行くに決まってるじゃない。片時も僕の側から離すつもりはないよ」 「ヒバリさん…」 「でも、座敷牢みたいな場所に閉じ込めておいて、好きな時に好きなように可愛がるのも魅力的ではあるけどね」 「やっぱりあんたも監禁する気かッ!!今ちょっと感動しかけたのに!!!」 「落ち着けツナ。ザンザス、お前はどうだ?」 「あ?そんなもん、かっ攫って孕ませりゃ一発じゃねえか」 「ワオ、堂々と犯罪予告かい?でもそれが一番手っ取り早いかもしれないね」 「至言ですね」 「だめだこいつら、早くなんとかしないと……」 この後、ハイパーなツナ様が降臨して面接は中止になりました。 |