「うわああぁんっリボーン!」

「どうした、なまえ。誰に泣かされた」

「ザ…ザンザスが、『お前みてぇな鈍くさい女、誰も嫁に貰っちゃくれねぇだろうな』って…」

「おい、ザンザス」

「だから俺が貰ってやる、俺だけのモノになれって言ったんじゃねぇか!ちゃんと最後まで聞け!」


─ 一時間後 ─


「うわああぁんっリボーン!」

「どうした、なまえ。誰に泣かされた」

「きょ、恭弥さんが、『君みたいにトロい子見たことないよ。本当にどうしようもないね』って…」

「おい、ヒバリ」

「だから、僕が一生傍にいて護ってあげるって言ったんだよ。それなのにどうして泣きながら走って逃げるの」


─ 一時間後 ─


「うわああぁんっリボーン!」

「どうした、なまえ。誰に泣かされた」

「む…骸が、『君は本当に馬鹿ですね。君みたいな子は簡単に殺せるし、いつ殺されてもおかしくない』って…」

「おい、骸」

「だから、僕が攫って護ってあげます、宝物みたいに大切にして誰にも指一本触れさせません、って言ったんですよ!どうして泣きながら逃げるんですか!」

「てめーら……いい加減にしろよ」



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