「なまえ、もしかして巻き寿司作ってんのか?」

「あ、リボーン。うん。骸が恵方巻き食べたいって言うから」

「節分は豆をまく行事だと思っていたんですが、最近は恵方巻きも流行ってきていると聞きましてね」

「骸、こういうイベント大好きだもんね」

「どうせ自分のナニかに見立ててなまえに丸かぶりさせる気だろ。大きすぎてちょっと涙目になりながら必死でかぶりつく姿をニヤニヤ眺めるなんて、どうしようもないド変態だなお前は」

「僕が言うのもなんですが、貴方は本当に手の施しようのないド変態ですね、アルコバレーノ」

「俺の娘の可愛い口をエロ妄想に使う男に言われたくねーぞ」

「違うよリボーン、骸はそんなことしないよ!」

「庇ってやるのか、優しいな」

「だって、骸はお口でしてあげようとすると恥ずかしがるの。だからそんなえっちなこと考えたりしないよ」

「当たり前じゃないですか。なまえさんの、く、口でなんて…」

「意外だぞ。お前結構純情だったんだな。とっくにあんなコトやこんなコトも散々しまくって色々仕込んでると思ってたんだがな」

「そんな、リボーンじゃないんだから」

「そうですよ。アルコバレーノじゃないんですから」

「ふん…バカップルめ。腹いせにちょっとツナの奴でも蹴ってくるか」

「八つ当たり、ダメ絶対!」

「思いっきり腹いせって言っちゃってますからね。沢田綱吉も気の毒に」



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