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赤屍さんに先日お仕置きされてしまったのでもう浮気できない身体になってしまいました。
どこがどうなったかは具体的には言えないけれど、とにかくツルツルです。
そうした張本人には「良い眺めですね」とのお言葉も頂いた。

でも、隙を見てケータイでカチカチと。
人気投票は波乱があってこそ楽しいと思うので、こうして赤屍さんが言うところの『浮気』をすることで、よりアンケートを面白くして楽しんでいるつもりです。
でも、バレないわけがなかった。

「あ…あかばねさん…」

うまく喋れない。
舌が回らないせいだ。
そればかりか、全身が痺れて動けなかった。

原因はわかっている。
さっき赤屍さんが淹れてくれた紅茶だ。
何かの薬品が混入されていたに違いない。

「まだまだ甘かったようですね。どうやらあのお仕置きでは足りなかったようだ」

笑みこそ浮かべているが、間違いなく赤屍さんは激おこだった。

「安心して下さい。毒ではありません。ただちょっと一時的に身体の自由がきかなくなるだけです」

赤屍さんは安心させるような口調でちっとも安心出来ない事を言った。

「いっそこのまま閉じ込めてしまいましょうか」

優しく髪を梳きながら恐ろしいことを言う。

「さあ、お仕置きの時間ですよ、なまえさん」

そして、赤屍さんの手がゆっくりと私の──


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