「今年も暑い夏がやってきました!
夏と言えば、海!
海と言えば、水着!
水着と言えば、水泳大会!
ついに始まりました、ボンゴレ式水泳大会!司会は不肖この私、ジャンニーニが務めさせて頂きます。解説はお馴染みリボーンさんと10代目ですよ〜」

「ちゃおっス」

「なあお前ら…何でも“ボンゴレ式”ってつければいいと思ってるだろ…」

「そんなことより、ツナ。そのダセー水着は何とかならねぇのか。今時横ストライプのツナギなんて流行らねーぞ」

「う、うるさいなぁ!更衣室にこれが置いてあったんだから仕方ないだろっ!」

「それでは選手入場でーーす」

「選手入場!最初はこのお方、ボンゴレ最強との呼び声も高い、独立暗殺部隊ヴァリアーのボス・ザンザス様です!鍛え抜かれた肉体を惜しげもなく晒して威風堂々と歩いてくるお姿は、さすが由緒正しいマフィアの御曹司!股間の素晴らしいマグナムの輪郭がくっきりとわかる、何とも男らしい水着です!」

「ハーフパンツ丈の黒い海パンか…意外と普通だな。もっと凄いので勝負してくると思ってたぞ」

「どんな勝負だよ!」

「そりゃあお前、ファンサービスも兼ねた男としての自己主張ってヤツだ。水泳大会なんざ、見られてなんぼだからな。積極的にアピールした者勝ちだぞ。なぁ、ザンザス」

「うるせえよ、ドカス」

「コオォォってしてる!コオォォって!」

「お次はこの方!ご存知、並盛の秩序、雲雀恭弥さんです!並盛中学校の校歌とともにご入場。肩にとまったヒバードも可愛いですねぇ〜」

「ヒバリもスタンダードな黒か。結構ぴっちりしてるのに、下品にならない色気を感じさせるとはさすがだぞ」

「お尻に並中の校章入ってるーー!!ヒ、ヒバリさん、どんだけ学校好きなんですか……」

「チャームポイントだな」

「雲雀さんは細マッチョなんですね。鎖骨と薄く張ったしなやかな筋肉が美しいです。それに、女性も憧れるほどの美白肌!」



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