やっぱりチョコレートケーキじゃない?




「とりあえず、よろしくね。けんくん。」
「犬!?誰、それ!?」
「あれ?志村けんくんじゃなかったっけ?」
「新八じゃボケェェェ!志村けんて、おまっ…謝れェェェ!僕にも色んな人に謝れェェェエ!!」
「あ、ああ…新八くんね。ごめんごめん。志村の印象強すぎてさ…」
「なに!?志村なに!?志村悪くないでしょ!アンタの記憶力の問題でしょ!」

新八くんはツッコみだということが分かった。
凛はレベルが1上がった。

「あと、他にも沢山いるのよ。でもストーカーとかストーカーとかストーカーとかで…みんなその人に張り付きっぱなしなの。ごめんね。」
「え、ストーカー多くね?」

このクラスはストーカー大国か。

「最後に。高杉晋助。まあ、全然学校来ないんだけどな。女とっかえひっかえしてんだぜ。次はこいつかぁ…」
「とっかえひっかえって……嫌ぁぁぁああ!!やめてぇぇぇ!私、こいつに食べられちゃうの!?かっこいいから全否定できないけど!でも嫌ぁぁぁあ!」
「お前のこと食べようなんざ考えてねぇよ、バーカ」
「うっせェェェ!アンタも馬鹿だろぉ!?」

高杉晋助に要注意。
それだけ分かれば十分。

女とっかえひっかえしてるような奴が私に用があるとは思えない。
てゆーか、どこで私のことを知ったのかも分からないし。
私のどこがいいのかもさっぱりなんだが…。

「いや、ないない。」

頭の中で高杉が私を好き、なんて想像してみた。
有り得ないだろ、普通に。あんなイケメンと私が…っ!?
夢のようなことだけど、隣が高杉ってことが欠点だな。

席の隣が高杉じゃないことを祈ろう…

「凛ちゃんの席は高杉くんの隣の席ね」
「嫌ぁぁぁああ!」

やっぱりこのクラス嫌ぁぁぁあ!