「はじめまして、志村妙よ。よろしくね。」 「はぁ…よろす、くっ」
噛んだァァァァ!!大事なところで噛んじまったよぅ! 超恥ずかしいんだけど、マジで。めっちゃくっちゃ恥ずかしいよーー!! 逃げたい。この場から逃げ去りたい。
「俺はお妙さんを守護する、近藤勲だ!よろしくな!毎日、お妙さんの家に行って張り付いて怪しい奴がいたら追い払うのが俺の役目なんだ!!」 「いや、それストーカーって言うんですけど。自覚してないんですか?」 「うふふ。怪しい奴って…貴方が一番怪しいわよ。追い払ってやりましょうか、この世界から」 「いやァァァ!!お妙さんちょっとそれ…首もげっ…ぎゃあああああ!!」
近藤君の断末魔が教室に響いて志村さんがすごく満足げな顔をしている。 その時、私はなんか…確信した。近藤君って本当に志村さんのストーカーなんだ、って。 それでさっきゴリラ死ねって言ってたのか。たしかに、ゴリラに似てるもんね近藤君。
「次は私アル!私は神楽ネ。酢昆布大好きヨ。友達になったら酢昆布あげるネ」 「きゃー!かわゆすぅぅぅ!!何、この頭のお団子。キュンキュンするんだけど。胸打たれたよ」 「そういう凛だって可愛いアル。私には負けるけどな」 「あれ?今、標準語…ってか、私褒められたのか貶されてるのか分からないんだけど。」
入ったときから可愛いことかイケメンとか一杯いるぅぅ!って思ってたけど、本当に可愛いな。神楽ちゃんは。 志村さんも美人だし…。なにこのクラス。馬鹿のくせにすげぇ美男美女揃いじゃん。
「俺は土方十四朗。よろしくな。」 「よろしくお願いします。それにしてもイケメン…。高杉って嘘じゃないことも言えるんだね。」 「俺がいつ嘘吐いたんだァ?」 「俺は沖田総悟。よろしくお願いしまさァ」 「うおっ…。こっちの方がタイプかもー…」 「因みにこの土方コノヤローは究極のマヨラーですぜ。気をつけてくだせェ」 「…マジかっっ!私どっちかってーとドレッシング派なんで…。さーせん。」 「なんで謝るのォォォ!?ってか、総悟!お前何言ってんだよ!事実だけど!!そういうお前だってドが無限につくようなドSだろ!?」 「ドドドドドS?もっと?ドドドドドドドドドS?」 「いや、いいから。その辺は。」
土方君も沖田君もかなりのイケメン。高杉もしゃべらなければイケメンなんだけどね。 土方君がマヨラーってのがちょっと残念。 沖田君の方がどっちかってとタイプ。でもドSかー……。 束縛とかは苦手なのよねん。
「告白されてもいないのに、何真面目に悩んでんだお前は。」 「別にいいでしょうが!ちょっと夢を見させなさいよぅ!!」 「僕は志村新八です。よろしくお願いします。眼鏡は本体じゃないですよ」 「え、眼鏡が本体なんだ…」 「違うっつってんだろォォォ!?今それ言ったばっかり!」
地味ーな志村君。志村って志村さんと名字同じだけど。 何か縁があるのかな?それともただ単に名字が同じなだけ?
「志村妙は僕の姉です。」 「ぅえぇぇ!?嘘でしょォォォ!?あの美人の弟がこんなに地味なのォォォ!?」 「遠回しに悪口言ってんじゃねーよォォォォォ!!」
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