Rachel

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お誕生日月間 [1/1]


自分が想像していたよりもずっと硬く、無駄な脂肪がないぶん掴み難い。自分以外の頬を触ったのなんて数年ぶりだ。改めて彼は男性だったのだと思い知らされて、さっきまであった胸のモヤモヤがドキドキに変わっていた。それは彼も同じだったようで、ふと視線を上げたらどちらからともなく笑みが零れた。

ケンカが変な方向に行き、最終的には相手のほっぺたをむにむにし合うことになり爆笑し合って終わるサンリル
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「違う…」
呟いてからカップを置いた。手順は何度も見たから覚えてる。泡立てるのが大変だったけど、ナミに手伝って貰って何とかなった。分量も今度こそ合ってる筈。それなのに同じ味にならない。
毎食後に出てきた彼の一杯に焦がれながら、残りを一気に飲み干した。
サンジのカプチーノが飲みたい。

サンリルへのお題は『いつから当たり前になったの』です。
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彼は会話の途中でふいに左を向くことがある。何かあるのかと私も視線を向けるが何も見つからず、質問してもはぐらかされる。
そんな事が時々あったが、その謎が解けたのは2年後の修行を終えてから。彼が今度は右を向くようになって、長い前髪の向こうに赤い頬が隠れているのに気付いた時だった。

貴方はサンリルで『照れ隠しの仕草』をお題にして140文字SSを書いてください。
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「帰ってくれないか…」
俯いた彼の表情は、雲の陰りと激しい雨で何一つ見えない。
昨日からずっとそうだ。視線が合わない。こっちを見ようともしない。もっと上手に嘘をついてよ…
「ちゃんと私の目を見て言って!」
彼の本音が知りたくて無理やり頬を掴んだら、苦しみで震えた目尻に雫が弾け飛んだ。

サンリルで「肝心な所で口下手なんだから」とかどうでしょう。
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最近彼女は色んな表情をする。いつもなら下がっている目尻が今は吊り上がっている。
珍しい光景につい調子に乗って可愛いなんて言葉を繰り出せば、彼女は目を見開いたあと眉間に皺を寄せた。
「心配してるのに!」
「痛っ!!」
本人的には全力であろう弱い威力で、包帯だらけの肩を叩かれた。

サンリルで「怒っても可愛いって言ったら絶対怒るので今から言おうと思います」とかどうでしょう。
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「おいしそう…」
「食べる?」
小さな独り言にフォークを差し出すと、彼女は慌てて首を振ったあと気まずそうに周囲に視線を巡らせた。
「変に思われちゃうよ…」
彼女の言葉通り、右隣の女の子達が怪訝な表情でこちらを窺っている。
「大丈夫」
誰に見えなくたって、おれにとってはデートだから。

談笑中に珍しく足を止めた彼女は、ショーウインドーに羨望の眼差しを送る。奥のやつが似合うんじゃない?なんて言うと、期待に胸を膨らませた彼女が振り返った。
「じゃあ、サンジは白いタキシードね!」
ガラスの向こうには純白のドレスと反射する彼女の笑顔。そこにおれは映っていない。

あなたは15分以内に6RTされたら、一方が幽霊になった設定でほのぼの休日デートなサンリルの、漫画または小説を書きます。
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堪えきれなくなったのか、彼はついに膝をついた。私の力では到底支えきれないけれど、震えるその手を離したりなんてしない。彼の背負っているものがどんなに重くても、全て受けとめてみせる。今度は私があなたを救い出すから。だから、
「泣いてもいいよ…」
そんな言葉につられたのは私の方だった。

貴方は萌えが足りないと感じたら『好きな人が泣いていたらつられて一緒に泣いちゃうサンリル』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
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「ひゃ…っ!」
驚きと焦り、それと微かな甘みを帯びた声に、逆上せていた脳が一気に覚醒した。目の前の肌色から、先程まで自分が口に含んでいたアルコールの匂いがして、どんどん心拍数が上がる。お世辞にも豊かとは言えない二つの膨らみに向かって、おれは手が滑った等と言い訳ばかり考えていた。

サンリルお題『酔っぱらって 胸元にキス。』
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彼はずっと優しかった。私を突き放そうとするその手さえ。初めて出会った時から今まで、何一つ変わらないからこそ気が付いた。鈍感だと言われる私ですら気が付いたんだから、サンジはとんだ大根役者だ。
「ごめん…」
こんな時ばっかり不器用だなんて卑怯だよ。だって怒ることも出来ないじゃない。

サンリルへのお題は『憎ませてもくれない、ずるい人』です。
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「え、リルちゃん柔らかっ!」
それは、まるで海老の如く。
「って、何で避けんの?」
初めてでもないのに、いつまで経ってもウブで可愛いなぁなんて笑ってたら、彼女は涙目で口を押さえた。
「だ、だって!さっき餃子食べたから…!」
「あっ…」
思わず漏れた自分の声からニンニクの香りがした。

あなたは12時間以内に13RTされたら、迫る相手を避けてのけ反るサンリルの絵を描きます。
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おれの軽い冗談すら本気にしてしまうような彼女が、珍しく食い下がる姿は意外だった。決心が揺らぐだろうから見ないようにしていたのに、真っ直ぐな瞳に射ぬかれて狼狽えてしまった。何でバレたんだろう?
彼女に問うと、いつになく意地悪そうに笑った。
「サンジって案外ウソが下手なんだね」

サンリルへのお題は『いつから嘘だってわかってた?』です。
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言ってしまえばきっと楽になれた。一番効果的で合理的だと頭の中では分かっていたのに、その一言が出てこない。どこかで優しい言葉を探して、最後までいい人だと思われようとしていた。こんな時でも嘘が付けない自分が嫌になる。
「好きだよ」
おれは君への想いを抱えたまま結婚することになりそうだ。

サンリルへのお題は『嘘でもいえない』です。
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リルちゃんへ
お元気ですか?おれは今地獄にいます。修行とは言え辛くて心が折れそうだけど、君のことを思い出しながら頑張っています。リルちゃんは変な野郎に言い寄られたりしてませんか?リルちゃんは可愛いから心配です。優しくされても騙されないように!それと風邪には気を付けてね。
サンジより

サンジへ
お元気ですか?私は今ジンベエの所にいます。今まで戦闘では足手まといだったけど、修行して役に立てるようになりたいです。サンジと会えなくて寂しいけど、2年後には成長した姿を見てもらいたいので頑張ります。サンジも修行頑張ってください。でも浮気したらダメなんだからね!
リルより

貴方は時間があるなら『メール(手紙)のやりとりを楽しくしているサンリル』をかいてみましょう。幸せにしてあげてください。
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まるでこの世の物とは思えないほど澄んだ青。色とりどりの魚達とあなたの夢が交錯するように舞う。
彼が楽園のようだと称したこの場所に辿り着いてようやく悟った。私の探しているものは未来永劫に見付からないのだと。
太陽のように眩しいあの笑顔を思い浮かべたら、悲しみが青に溶けた。

『君(がいない世界で)僕(は)幸せ(を探すよ)。』
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2019/12/30
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