中国語で愛してるは「我愛ｲ尓」て言うらしい。
　「うぉーあいにー」…何や格好良いけどやっぱよう分からんわ。


　そんな事を考えながら、目の前で顔を真っ赤にして小春の事を話すユウジを見とる俺。
　俺はユウジの親友で、良き恋愛相談相手。

　ユウジはそう思っとるけど、俺からしたらユウジは大事な親友以上に大好きな片思いの相手や。
　あー、ユウジ可愛え。

　恋するユウジは目をキラキラさせとって、そんな姿をぼうっと見とったら怒られた。

「こら謙也！何アホ面晒しとんねんっ！ちゃんと話聞いとったんか!?」

「アホ面ちゃうし！聞いとったわ。
　せやけど小春かて生徒会の役員やねんから、同じ役員の子と話すんはしゃあないやろ」

「それはそやけどぉ…」

　ぶっすりと頬を膨らませて言葉を濁したユウジに、俺は口には出さんけど頭の中で言葉を続ける。

　ユウジかて気付いとるんやろ？こんまま頑張っても小春がユウジに振り向く事は無いっちゅう事が。
　やったらやめてまえや、小春なんて。ええ加減大人になっちゃいな。俺の虜になっチャイナ。（自分で言うて難やけどこれはえらい酷い親父ギャグやな）

　せやけど純情で俺の大好きな親友は、やっぱり一生懸命小春を想い続けるんやろな。

　脳内に湧いた疑問に自問自答。
　俺かてこないな報われん思い、悩んで悩んで悩みまくってやっぱり好きやと思ってしもた。
　ユウジかてそれは一緒なんやろな。ほんでそんなユウジが俺は好きなんやから。


「そういや昨日、小春がメールでなっ…」

　さっきまでの落ち込みが嘘なんかて思う位またキラキラした瞳で小春の話をするユウジに、俺は優しく笑って相槌を打つ。

　大好きやで、ユウジ。
　やけど俺らは親友で、この想いを伝えてもユウジを困らせるだけやから俺はこの境界を超えるつもりはあらへん。

　せやけどごっつ後悔するん分かっとるから、一回だけ伝えてさせてぇや。


「ユウジ、」

「何や？」

「うぉーあいにー」

「うぉ…？何やそれ、英語？」

「いや、よう分からんけど言ってみた」

「なんやねんそれ！」

　そう言うてユウジに笑いかければ、ユウジはキラキラした笑顔で笑ってくれた。
　ああもう、やっぱり俺はそんなユウジの虜になってしもとるんかな。





（5/16）





　相対性理論のチャイナアドバイスを聴きながら＼(^O^)／

　昨日のチャットの際に謙也は優しいから相手に好きな人がいたら、相手を困らせない為に身を引くんだろうなって話と、聴いてたチャイナアドバイスがバッチリマッチしたので書いちゃいましたｗ
　因みにチャイナアドバイスの歌詞の中の「mon amis」も「親友」とか「恋人」とかの意味で、「懊悩」は心の奧で悩む事らしいです(^ω^)

　白石や財前はユウジを好きなら小春ちゃんの存在をネックに感じて意識しちゃうけど、謙也はそんな事気にせず真っ直ぐユウジが好きなんだろうなぁ…(´ω｀*)

　謙也はヘタレでも不憫でもなく、優しくて格好良いんだぜっ！///←


　音楽聴きながら書いたから文章支離滅裂かもです、ごめんなさい…＞＜







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