気のせいに決まってる
SQ12月号のネタバレあります
一氏ユウジと言う人物は、本物のホモらしい。
現に初対面の時から金色さんにベタベタだし、それはこのU‐17の今でも変わらねぇ。つっても小春ぅ小春ぅと言って金色さんを慕う一氏さんのホモっぷりは何だか見慣れちまって、正直そんなに抵抗は無くなっていた。
「タカさんどう思う?小春の奴、あないな強面の老け顔にハート振り撒いて…俺っちゅう奴が居るのに…うぅ、小春ぅー!」
「大丈夫だよ、一氏くん。金色くんだって一氏くんが居ないの、寂しく思ってるよ」
「ホンマにせやろか…小春、堂々と浮気しよってからに…うぅうう〜」
そう暗い表情のまま唸って、一氏さんはその隣で話を聞いているタカさんの名を叫びながら抱き付く。
タカさんはそれを拒む事無く片手で背中をさすりながら、大丈夫だよと言っていつものように優しく笑った。
何でこんな所に一氏さんが居んのかっつーと、金色さんを追って敗者組に着いて来たからだ。
そして今はヒガ中の顧問に毛が生えた様なオッサンの理不尽な練習(って呼べるものなのかよ、アレ)を終えて、洞穴で就寝する前。崖で落ちかけた時に助けてもらった真田さんに金色さんが惚れちまったらしくて、同じくタカさんに助けられた一氏さんはその事をタカさんに慰めて貰ってるのだ。
「…………。」
正直、金色さんの事を嘆く一氏さんが俺にはあんまり本気でショックを受けている様には見えねぇ。
だってアンタのタカさんを見る瞳、金色さんを見る時と一緒じゃねぇかよ。
タカさんが慰める様に一氏さんの頭を撫でると、一氏さんの頬が僅かに赤く染まった。
金色さん一筋じゃねぇのかよ、とか、ただタカさんと話したいだけの癖に、とか。そんな言葉が頭に浮かぶ。
けどもしそれを口に出して一氏さんに肯定されちまったら、俺の中で何かが変わりそうで怖かった。
「意気地ねぇなぁ、意気地ねぇよぉ。」
自嘲げに呟いた声が弱々しくて、まるで失恋したみてぇな気分だと思った。
気のせいに決まってる
(一氏さんが好き)
(なんて有り得ねぇよ)
(1/24)
本誌であんな素敵な出逢い(?)を果たしたタカユウの小説は何でどこにも無いんですかー!タカユウ良くないですかー!?\(´Д`)/
……あの、ほんとにどうしてタカユウ無いんでしょう?
タカさんが聖域だからですか?(美奈の)
不二に呪われるからですか?(タカ不二的な意味で)
個人的に凄く美味しいと思うんです。王子様なタカさん×乙女ユウジ。
どっかにタカユウ小説ありませんかね?(´・ω・`)
……あ、桃ユウも美味しいですよね。(遅
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