ああもう嫌んなって来る。


　そう思ってじろりと謙也を睨みつけてみても、相変わらずあの阿呆は携帯に視線を向けたまま。

　そら気持ちは分からんでも無いで？
　好きな女子からアド教えて貰て、メールの返信待ってんねんやし。

　せやけど今は俺と遊んどる訳で、気にすんのはしゃーないけど顔くらい上げろや。
　謙也のオカンが折角淹れてくれた紅茶ももう冷めてしもたし、こんままやったらお前に対する気持ちかて冷めてまうっちゅーねん！（いや、冷めた方がええんやろうけど。）

　俺かて友達と遊んどる最中にメールの返事を気にすることはある。
　せやけどそれは、お前からのメールだけやねん。

　三年なってクラス離れてしもたし、部活かてオドレはダブルスパートナーの光と一緒！（俺かて小春と一緒なんやけど。）
　せやから久々に２人で遊べるん、むっちゃ喜んでたんに。

「謙也、」

「んー？　何や、ユウジ。」

　掛けた声にも相変わらず上の空な返事で、こっちに向こうとさえせんで謙也は返って来たメールに返信しとる。

　あー、つまらん。ホンマ最悪や。
　もぉいっそん事嘘泣きでもしたろかなぁ……やっぱやめとこ。労力ん無駄やし、絶賛恋愛中の謙也へのこん気持ちがバレても気まずなるだけやし。

　膝を抱えて拗ねとんのをさり気なくアピールしてみても、謙也はそんなんに全く気づかんと携帯に夢中。いや、正しくは片思い中の片岡サンに夢中。

　俺居る意味無いんちゃうん。もう帰ったろか。
　そう思てもやっぱ折角謙也と遊べんのに帰る気にはなれんくて、俺は胸中で叫んだんやった。


　ああもう、やってられへんわ！





（12/27）


　意味分からんお話ですいません(＞＜)
　ＢＧＭはYUIの「No way」です。YUI好きだー！＼(^O^)／←
No way！：<俗語>いやだ!，断固反対!



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