:: 大学生遥と中学生はるか
2021.04.04 (Sun) 18:30

・遥と中学生の遥が何故か話せる


遥(大学生)「……;」

はるか(中学生)「誰だお前…」

遥「誰だって…見ればわかるだろ」

はるか「俺は俺だ(怒)」

遥「俺も俺だ」

はるか「……ここどこだ」

遥「俺の家」

はるか「ここに住んでるのか」

遥「そもそもお前いくつだ」

はるか「13」

遥「(まぁそれくらいか…)」

はるか「お前は?」

遥「今年で20」

はるか「は? 20のくせにそれしか身長伸びてないのか ふざけるな」

遥「お前がふざけるな( ゚皿゚)」

はるか「お前が俺なら、俺のことは聞く必要ないだろ。お前はなんでこんなところに住んでる」

遥「大学進学で家を出た」

はるか「(゜゜)!」

遥「(驚いてる…;)」

はるか「一人暮らし…してるのか?」

遥「………;」

キョロキョロ

はるか「箸が二膳ずつある…」

遥「そういう…ことだ;」

はるか「そういうってなんだ。お前が誰かと住むなんて無理に決まってる」

遥「なんだと(怒)」

はるか「誰と住んでる」

遥「………」

はるか「まさか……か、かのじょ…(小声)」

遥「違う!;」

はるか「よ…よかった……;」

遥「(安心された…いや、無理もないか。誰かと同居なんて未だに信じられないくらいだ)」

はるか「? じゃあ誰だ。親じゃないだろ」

遥「違う」

はるか「…!キョロキョロ(((((゜゜;)」

遥「姉貴じゃないぞ(断言)」

はるか「(ほっ)」

遥「お前も、知ってる奴だ」

はるか「えっ」

はるか「…………」

はるか「……………?」

はるか「わからない。さっさと言え」

遥「だ、だから……み……、小宮と住んでる、って…(小声)」

はるか「!?」

はるか「あいつと……? なんで…」

遥「る、ルームシェア…って言って、その、ふたりの方が安くて広い部屋を借りられて、いろいろ…家事の手間も、減らせたり…」

はるか「どうせあいつに全部丸投げしてるんだろ」

遥「(グサッ)」

はるか「お前がそんなものできるわけない(T_T)」

遥「掃除くらいはできる(怒)」

はるか「料理は」

遥「料理は…あいつが好きでやってるから、別に…」

はるか「? あいつも大学に行ったってことか」

遥「そうなる」

はるか「そんな頭良くなったのか…。なんでわざわざ…」

遥「(ぎくっ)」

はるか「大学なら、高校は緑蘭なんだろ。優太がいるなら、高卒で働くのかと思った」

遥「進学費用は奨学金だってある。生活費は、今もバイトして貯めたり…」

はるか「お前は」

遥「バイトくらいしたことある(怒)」

はるか「えっ(゜゜)」

遥「(単発のものだけならある…嘘はついてない;)」

はるか「一緒に住むって、煩わしく思わないのか」

遥「思う(T_T)」

はるか「だったらなんで…」

遥「……」

はるか「飯作ってくれるなら誰でもいいのか」

遥「べ、つにそれだけじゃない」

はるか「?」

遥「あ、あいつは…特別、だから……///」

はるか「???」

遥「そ、そうだろ。お前だって、そう思ってるんじゃ、ない…のか」

はるか「それは……」

はるか「あいつは確かに、他とは違う、けど……今すぐ住めって言われたら、断る」

はるか「あと何年かして住めるかって聞かれても、俺にはわからない」

遥「そこは……その、いろいろ、事情が……」

はるか「事情?」

湊「ただいまー! 今日は飲むぞー、はるにゃんの好きな唐揚げもちゃんと仕込んだから揚げる…だけ………」

はるか「!?」

遥「!!」

湊「……………………え? なに? 俺はいつの間に楽園に飛ばされたの? はるにゃんとちっちゃいはるにゃん…いるんだけど…?」

はるか「変質者!!!ドンッ」

湊「ぐふえっ、容赦のない体当たり! でもちっちゃいせいか威力皆無!」

はるか「な なんだこいつ……あいつじゃない……(泣)」

ーー説明中ーー

シュワー(揚)

はるか「………(ジーッ」

湊「もうすぐ揚がるからな」

はるか「…………(キョロキョロ」

湊「お腹すいてんの? よしよし、じゃあ先にこっちの煮物食べてな。大根とがんもどき、はるか好きでしょ」

はるか「! パクパク」

湊「おおう、さすが成長期。遥といえどやっぱ空腹には勝てないんだな」

はるか「(うまい…)」

湊「昼の残りのポテサラあるけど…」

はるか「食べる」

湊「はい。お、唐揚げもこの辺いいかなー。遥持ってってあげて」

遥「………」

湊「ん? どした?」

遥「なんでそんな…普通に順応してる…;」

湊「え、遥が二人いることについて? 考えても仕方ないしさ、俺にとってはメリットしかないじゃん(^q^) ほら、はるかお腹すきすきだから早く持ってって」

はるか「早くしろ」

遥「(怒)」

湊「ご飯これくらいでいい? もっと要る?」

はるか「もっと」

湊「かんわいぃ、もっとだってよ! なにこのはるきゃ可愛すぎる(^q^)」

遥「うるさい」

湊「はいはい、大人遥も腹減って機嫌悪いのな。みそ汁運んだら食べてていいから」

遥「(こいつ…俺には投げやりで言うくせに…(怒))」

はるか「パクパクパク」

遥「(13ならこれくらい食べても不思議じゃないか…)」

はるか「おかわり」

湊「はいおかわりね。待ってて」

はるか「………」

はるか「…なんか、」

はるか「あいつ、変わった」

遥「? 別に変わってないだろ」

はるか「全然違う。いつもみたいにうるさくなくて、大人で、言葉遣いが良くて、やさしい…」

湊「はは、中学生なんてまだまだお子様だったしな。遥の言う通り、中身はあんまり変わってないよ。好きな人に尽くしたいって気持ちが何万倍になっただけ」

遥「Σぶっ」

湊「あっこら、遥きたない。ほら布巾」

遥「お前が余計なこと言うからだ(怒)」

はるか「さっきの話……本当に、恋人なのか」

湊「うん。俺ははるかの頃から遥が好きだったよ」

はるか「え……じゃあ、あいつ…」

湊「なーんて。気にしなくていいぞ、もし戻ったらすぐ忘れていいからな」

はるか「……?」

湊「その頃の俺なんて、遥といい雰囲気になっても逃げちゃうよ。向き合う勇気もないヘタレだもん」

はるか「今は、違うのか」

湊「今はほら、何言っても受け止めてくれるって信じてるから。ね?」

遥「ふん……///」

はるか「(゜゜)…」

湊「それより! こんなかわいいはるきゃに会えるなんてもうないかもだから! 唐揚げふーふーしてあげるね、あーん」

遥「(怒)」

はるか「ひとりで食べられる(怒)」

湊「あ、つれない(^^;) ほらほら、湊お兄さんに甘えてくれていいんだよー?」

はるか「『うるさい』の方向性が、変わった気がする
(T_T)」

ーーー

はるか「なんだそれ」

遥「見ればわかるだろ」

はるか「大学の、数学……(ジーッ」

遥「(T_T)」

はるか「見せろ」

遥「見たってわかるわけない」

はるか「(怒)」

湊「はるかはるか、桃のレアチーズケーキ食べる? あんまり甘くないよ?」

はるか「ケーキも作れるのか…」

湊「レアチーズだから冷やしただけだけどな。ほらあーん」

はるか「あーんはやめろ(T_T)」

ぱく

はるか「(チーズケーキ…意外とさっぱりしてる)」

湊「遥はここ置いとくね。どう? はるか」

はるか「食べられる」

湊「よかった。ご飯、あれで足りた? お腹すいたら言ってな」

はるか「お前みたいに一日何回も食べない…(T_T)」

湊「わかってるけどはるかに食べさせるの楽しいんだもん。こっちの遥は餅食べ過ぎただけで太ったって泣くし」

遥「泣いてない!(怒)」

はるか「餅なんか食べたって太らないだろ」

湊「成長期はね。俺もバイトと買い物で動くから太るってことはないけど、遥はずーっとこんな感じだからな」

はるか「今は太ってない、のか」

湊「うん。えっちして戻したから」

はるか「? え…………ち……!?!?」

遥「ばっ……///」

湊「あれ、この頃の遥ってちゃんと保体受けてないっけ。子供の作り方わかる?」

はるか「そ、れくらい知ってる……!///」

湊「あ、じゃあ大丈夫か。あのね、そういうのは男同士でもできるの。もちろん子供はできないけど、ちゅーしたりえっちしたりするのは恋人なら普通のことだから、ね? 気持ち悪くないよ?」

はるか「そ……そ、なこと……っ///」

ドカッ

遥「余計なことを教えるな( ゚皿゚)」

湊「いたーい。だってほら、性教育は早いに越したことないと思うし…」

遥「うるさい! どうせこいつに、いろいろしたいだけのくせに…」

湊「うう。あわよくばプニプニしょじょはるきゃの唇くらい奪えるかなって」

遥「お前……( ゚皿゚)」

湊「うそ! 冗談だって! 俺だって純粋なはるかを汚したりしないよ!(^^;)」

遥「信用できるか(怒)」

湊「ほんとだってば、はるかはかわいいけど俺はやっぱり遥じゃないと、ね!」

ちゅっ

遥「!!」

はるか「(゜゜)!」

ぎゅっ

湊「さっきからやきもち焼いてる遥がかわいくて、はるかのことちょっと可愛がってたんだってば。すぐ拗ねてむくれるんだもん」

遥「離せっ///」

はるか「………お前」

遥「…?」

はるか「俺が言うことじゃ、ない、けど。……嬉しいくせに、嬉しくなさそうな顔、するな」

遥「///!」

はるか「(プイッ」

湊「はるかはさすがよくわかってるなぁ、よしよしありがと(なでなで)」

はるか「………(キュン」

遥「! お、お前はさっさと帰れ( `д´)」

はるか「帰り方わからないだろ」

湊「そうだよな。俺はずっといてくれても全然いいよ(はぁと)」

はるか「ずっと……(゜゜)」

遥「だ、めに決まってる!」

湊「もー、遥はほんと嫉妬深いなぁ(^q^)」

遥「違う! こいつが…」

湊「ん? はるかがどうかした?」

遥「(こいつ、狙ってる…)」

はるか「(いつものあいつじゃなくて、こんな大人だったら…いいかも、しれない///)」

遥「(絶対に消してやる……( ゚皿゚))」



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