もふりもふり
「んふふ〜♪ユージーンの尻尾気持ちいい〜」
私は今ユージーンの尻尾にじゃれついてる
黒くて艶々の毛並み
見た目以上に柔らかい手触り
「こ、こら陽。そんなに尻尾を触るな」
どうやらユージーンは尻尾を触られるのが苦手らしく
私の手から逃げるように尻尾を動かす。
その動きがネコじゃらしっぽくて、たまらない!
「ぅきゃーモフモフモフ///」
「…まったく…」
ユージーンは小さい声で呟くと
尻尾を使って私を抱き寄せた
「陽、イタズラも大概にしないと…後で酷いぞ?」
ニヤリと獰猛に笑う彼がカッコよくて
私はその広い胸板にぎゅっと抱きついた
「ユージーン好きっ!!大好き!!」
しばらく呆気にとられていたユージーンだけど、
私を胸板から離させた
「俺の理性も考えてくれ…もう少し危機感を持って欲しいものだな。」
そう言って私の頬をペロッと舐めた。
END
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「くっ…!俺にも尻尾があれば!!」
「落ち着けティトレイ」
「けどよヴェイグ!!」
「仮にお前に尻尾があったとしても、多分ボサボサだ。ユージーンには勝てないだろう。」
「…ヴェイグ、お前って時々素で酷い事いうよな。」
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