※あとちょっとで書き終わるところで携帯の操作ミスって全消しした事案発生。 しばらく落ち込んだ末に、リアタイにおいといたダイジェスト版引き上げ。
ううっ。
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ともかく、三佐お誕生日おめでとうございます!!!
【こんなような話でした/三倍速でお送りします】 【毛刈り部隊な永井くんと同じ時空です、たぶん】
一藤一佐によくわからない健康グッズを押し付けられたり、有志一同から最新型のバリカンを贈られたり、どういうキャラなんだ俺は……な、一日の締めくくり。 「三沢さん、お誕生日おめでとうございます!」 沖田に差し出されたのは、生まれ年のワイン……などではなく、彼の郷里の銘酒だという。 そしてもうひとつ。 「つまみもありますんで、持って帰ってください」 「……これをか」 「これです!」 これ、と言われたのは、食材を抱えた永井。 「晩飯は俺が作ります! ふつつかものですがよろしくお願いします!」 「嫁入りじゃないんだから、気楽にいけよ永井ー」 六十度の最敬礼をする永井の背中を、何がおかしいのかけらけら笑いながら叩く沖田……こいつが永井を焚き付けたのは明白なので、どういうつもりだとアイコンタクトを送れば、がんばってください!とサムズアップされた。 頭が痛い。 かくして三沢宅に持ち帰られた永井の、少々危なっかしい手つきを見かねて手伝ってしょんぼりされたり、「お前はそっち。鍋の面倒見てろ」「了!」仕事を与えるととたんに元気になるのがちょっと面白かったり。 「いただきます」 箸を持ったまま、自分の皿には手をつけずに三沢の反応を固唾を飲んで見守る永井に、「旨いよ」と一言。 「そっ……すか!」 「冷めるから、さっさと食え」 「了!」 咀嚼し終わるまでは無言。 「あ、ほんとだ。うめえ」 「俺が作ったやつだな」 「……」 罰の悪そうな顔になるのが、わかりやすい。 「鶏、上手く焼けてる」 「ありがとうございます! あ、注ぎます!!」 手酌になりかけた酒瓶を奪い取り、真剣な表情でコップに注ぐ永井に返杯して、しばらく無言の食事タイム。 けっこうな量を平らげて、食器を片付けつつ。 「なんで急に、料理なんか作ろうと思ったんだ」 「いつも食わせてもらってますし、気のきいたプレゼント思い付かなかったんで……すみません」 「いい判断だ。ありがとう」 ぽん、と頭に手を置くと、いつもなら子供扱いしないでくださいだとか怒りだす永井が嬉しげな照れ笑いをしたのに、心をくすぐられた。 「永井」 「はい」 見上げてきたところに不意打ちで軽いキスひとつ、永井が呆然としてるあいだに皿洗い続行。 「……三沢さん」 「なんだ」 「あの……今夜、なんですけど……」 「ああ」 「お、俺に……っ、ご奉仕させてくださいっ!」 真っ赤になって叫んだ声は、換気扇を通って隣家に聞こえたかもしれない。 永井がいろいろと相談している、つまりはあれこれ筒抜けらしい沖田の入れ知恵だろうか。冷静に問う。 「それもつまみに入ってんのか」 「デザートってことで……っ」 自分で言って、気恥ずかしさに悶えてる風な永井をよしよしと撫でてやりたいような、抱き潰してもみくちゃにしてやりたいような気分になったが、手は泡だらけなので、笑うに留めた。 「なんだよ、そんなに笑うことねーじゃん……」 内心の考えをすぐ口に出す癖は矯正してやらんとなと思いつつ、赤くなった膨れっ面が可愛くて、注意は後回し。 どうせ二時間もしないうちに、永井が隠したがる素直な言葉を洗いざらい吐けと命じることになるのだし。
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というような、こっぱずかしい話が赤い海に飲み込まれました・゜・(つД`)・゜・ …………しかしもう、三倍速でいいような気がしてきた…………。
病み沢さんがログアウトしっぱなしでした。
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