飽き反芻

飽き反芻_オポチュニスト | ナノ
オポチュニスト



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あぁ、アブラクサスも所詮顔しか見てないのか
なんて少し思ったがやはり
それだけではないだろうと
気になり始めたら僕はとまらなくなり
寮に戻った僕はアルフォードと共にアブラクサスを問い詰めた



「なぁ、アブラクサスゥ〜、ミシアの何処がいいわけ?」


「どういう意味ですか?」


僕の話を聞いたアルフォードがそんな普通な子と
アブラクサスが友達になれるわけがない
っと言い出した
まぁ、僕もそれには同意見だ



「ほら、友達ってさぁ気があったりしないとなりにくいもんだろぉ?」


「趣味があったとか」



僕たちの場合は同室というのもあるが
やはり、同室でも話が合わないのに友達にはなれない
お互いマグル嫌いでお互いのテリトリーを一定の距離を保ち犯さない
そんな関係だからこそこの友達という関係が保たれている

友達になるというのにはやはり少なからず理由があるのだ



「趣味、、、ですか。まぁ、趣味と言えば趣味ですね」


「どんな趣味?」



僕が聞くと
アブラクサスは答えるのが嫌なのか
何も喋らず今日借りてきたであろう本を持って
ベットに座った



「なぁ、アブ〜〜〜」


「はぁ、何でそんなに知りたいんですか?」



アルフォードがアブラクサスの服を持って揺らすと
アブラクサスは疲れたように聞いてきた




「アブラクサスの友達なんだから僕も知っておきたいと思って」


「そんな心にも無い事を」



そう、そんな事
心の片隅にも無い



「ふっ、、、アブラクサス、ねぇ、ミシアから直接聞き出すことも出来るんだよ」


「っ、、、、貴方って人は・・・」



そう、アブラクサスから聞き出すことは出来ないけど
ちょっとづつミシアから聞きだすことは出来る
ただ、その後にそれが僕の期待していた答えからかけ離れていたなら
たぶん僕はミシアにひどいことをしてしまうかもしれない

それをアブラクサスはわかっているのだろう



「闇の魔術が好きらしく、いろいろと知っていたんですよ」


「闇の魔術?!えぇ、全然そんなの興味なさそうな顔してるのにねぇ」



へぇ、闇の魔術
あぁ、もっと興味がわいて来た



「しかも、私よりも詳しいみたいで、魔法の腕前も良いですし、頭もいいので話していてあきません」


「へぇ、すっごい可愛い顔して凄いんだなぁ」



意味分からないよアルフォード
っと心の中で無意識に突っ込んでしまう自分がいるのが悲しい

にしても、ミシア
とっても面白そうだ



このとき、アブラクサスは心の中でミシアに謝った

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