飽き反芻

飽き反芻_痛みと愛と呪縛 | ナノ
痛みと愛と呪縛


ミミズが出来てから3日、ミミズはミミズでなくなって刃物のような形になった。切れ味はナイフを周で強化するよりかは強いが、フェイタンの凝を破るような威力は出なくて、フェイタンが前に言っていた。誓約をつけると同じ能力でも強くなるというのを思い出した。
もとより血を操るだけでは操作系の能力者が一番得意とする能力で私が使用すれば、60%の力しか発揮できないのだ。

で、考え付いたのが相手への明確な殺意、相手によって血を流すことを誓約にすることにした。味方を攻撃できないようにすることと自発的に発動することが出来ないことにより少しは強化できたはずだ。

「フェイタン!これで連れてってくれる?」

「ダメね、私は戦闘できる能力言たね、私に傷一つつけれないのは戦闘できる言えないね」

確かに確かにそうだけどさっとちょっと不貞腐れながらも足手まといになるわけにいかないし、後何日も残っているのだからもっと頑張るか。っと悩んだとき、また思いつく。

「ね、フェイタンは絶の状態の時硬で強化された状態で殴られても平気?」

「さすがに無理ね、死にはしないかもしれないけど致命傷にはなるよ」

それを聞いて私は今の能力に相手を強制的に絶にできれば例えフェイタンのような強いものでも切り裂けるかもしれない。ただ、完全な絶状態にさせるにはかなり重たい誓約が必要になるし、今の威力をさらに強化させようとすると厳しい。。
そして、私が出した答えは、生き返りを1週間内に使用した事を誓約にした、今ある能力の生き返る条件があまりにも誓約のハードルが高すぎてこれ以上の代償を用意するのは大変。だけど、その誓約のきつい能力を使用することを条件にすれば、誓約としては今ある能力と同等の物を支払うことになる。そうとなれば、この誓約を練り込んだ念能力の修行をしたいけど、、、

「フェイタン」

「なんね」

フェイタンに声をかけたが言いにくくて言いよどんでしまう。決めた誓約は生き返りを行う事はフェイタンの協力なしには無理だ。だけどあの能力を使用する事を条件にするという事は殺してくれと強請らなければいけない。家にいたころならそんなこと言わなくても良いくらい日常的に拷問を受けて死んでいたが、家を出る数日前からはされていないし、家を出てからは修行をしている私の為かフェイタンが拷問してくることもない。

「その、、念の誓約をね生き返りの能力を使用する事を条件にしてね、、その、、、、ね?」

直接的にいう事に抵抗を覚えた私は濁して、察してっとばかりにフェイタンにそう言うと、フェイタンは面白そうに笑った。

「なんね、拷問して殺してほしいか」

何その、犯してほしいか的なノリで言われるとなんかドキドキするんですけど内容はかなり過激だよっと思いながらもフェイタンが言った言葉は私が言おうとしていた言葉そのままだったので何も言い返せない。

「いつの間にそんな変態になたね」

「ちっ、違うよ!能力使うために必要なだけだから!」

「ハッそれ、使ういう事は2週間に1回は拷問してくれいてるようなものね」

―確かにぃ

フェイタンにそう言われて気付いた。この能力を戦闘で使うという事はフェイタンに2週間に1回は拷問してくれって言っているようなものだ。だって、そうしてもらえないと私は戦えないという事だし、もし不意に敵とあったときに使用できないなんて使い物にならない能力になってしまう。なんて誓約にしてしまったんだと後悔した。しかも、フェイタンがしないと言ってしまえば使えなくて連れて行ってもらえないとかもありえそうだ。

「仕方ないね。飛行機と違てホントに隣がいるから耐えるね」

とフェイタンは私の手を何処から出したのか紐で縛り、口にタオルを詰め込んで仕方ないという割に心底楽しそうにクククッと笑った。


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