飽き反芻

飽き反芻_痛みと愛と呪縛 | ナノ
痛みと愛と呪縛


「今まで殺して生き返たなら逆に今までしてた事は続けるべきね」

それが誓約の可能性があるよっとフェイタンは続けていった。と言う事はこれからも拷問は続くわけかと思いフェイタンを見ると嬉しそうだ。
でも、今のままだと一体何が誓約なのかなのかわからないし、誓約を守っていなかった場合何かの事で死んでしまえばそこまでだ。そして、発動しない方法を知るにも試してみるわけにはいかない。わかった時にはお陀仏なんて本末転倒だ。

「調べる方法ってある?」

「あるにはあるね、丁度この前会たよ」

あった?調べるための物なのかな機械みたいな便利なものがあるのかな。っと思っていたら、この前の仕事の時に使た情報屋よっと言っているのを聞いて、あぁ会ったねっと理解してちょっと笑ってしまいそうになった。

「相手の念能力を暴く能力者ね、確か相手の体の一部か体液と名前と性別がわかれば良かたよ」

「じゃ、その人に会いに行けばいいわけか」

っと言ったらフェイタンが嫌そうな顔をして、私の髪を何本か引っ張って引っこ抜いた。一本とかじゃなくて数本がいっぺんに抜けて痛痒くなって頭を掻いた。地味に痛い。。
私の抜いた髪をビンに入れて閉まったフェイタンは

「来なくていいね」

それは、私についてきて欲しくないのかっと残念に思っていると、殺しもできないやつがついてきてもても困るだけねっと少し暗めの声で言った。あぁ、そう言う事かフェイタンは盗賊で普通に殺しもするのだった。最近フェイタンとずっと一緒にいたせいかはたまた、もう何度も殺されて感覚が鈍っているのか、フェイタンが犯罪者だという事もあまり何も思っていなかったけどそうだったと思い出した。
でも、、

「じゃ、殺せたら一緒に言ってもいいの?」

「リノンには無理ね」

「フェイタンの仕事について行くんだからそれくらい覚悟してるよ」

そう、フェイタンが言った仕事はそうした殺しとか盗賊のお仕事に関係ないのかもしれないけれど、それでもずっと一緒にいたいと望んだのは私だ。私は貪欲なようでただ彼に飼われるだけではなくて彼の隣に立って彼の全てを知りたいと思っている。そのためにはなんだってしようと思っているし、それに強くはないから相手を殺せるかどうかはわからないけれど、自分は何度も死んでいるのだ。それが自分ではなく他人だろうとそんな変わらないだろう。

「チッ、なら後始末は自分でするね、誓約を知られることは弱点晒すようなものね」

あぁそうゆうことか。フェイタンは私の能力の誓約をしらなければ私がどのタイミングで生き返ることが出来なくなるかわからなく、それは私の突然死を意味しているが、念能力者に調べてもらえば私の弱点をその人が知っていることになる。だから、私の能力を隠すために調べたその念能力者を始末して私を危険から守ろうとしてくれようとしていたのか。っと思って凄く嬉しくなった。
だけどそれでは、私はこれからもずっとフェイタンがいなければ何もできないやつだ。そうじゃないそうじゃなくて私はフェイタンの役に立ちたい。今まではフェイタンの言うとおりフェイタンのしたいように私はフェイタンの全てを受け入れていればいいと思っていたけど、フェイタンの為に何かできることがあるのならしたいと思う。

「わかった」

私はフェイタンをまっすぐみてそう言った。

「好きにするね」

そう言ったフェイタンの顔は少し不満げだった。。。



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